このところの改善要素・・
①抗うつ剤を上限量まで使用。
②新たな行動療法プログラム。
③食事改善。
④障害者手帳。
など・・
①薬では確認行為が治まるというほどの効果
はないと思います。ただ、確認行為をするとき
の、切迫感、追い詰められた感じ、また確認行為
をした後の、落ち込みなどは軽減しているように
思います。前回の診察で、こういった報告を主治医
にしたことで、うつ症状には効果あり、強迫に効果
なしと判断され、薬を増量されたように思います。
ただ、15mgなら鬱にしか効果がなく、20mgなら
強迫にも効果があった、という事例があるとか、
エビデンスがあるとか、何らかの根拠がほしいところ
ですが、それはないように思います。とにかく、強迫
には鬱よりも高容量を投与しないと効果が出にくい、
といったザックリとした判断であるように思います。
当事者は、副作用との闘いなので、ザックリとした
判断はやめてほしいところです。定かではありません
が、欧米の上限は日本の倍はあったように思います。
もっと量を増やせば、確認行為が治まる・・
などということが、本当にあるのでしょうか?
ひとまず、薬が効いている間に、行動療法をして、
やっと改善するのが強迫だと思うので、なんとも
定かでない土台の上に、対策を積み重ねていかない
といけない感じです。
②確認(強迫行為)をしてもよい、という
新たなプログラムを開始。1月中旬から始め、
現在12回。変化は感じません。実感として、
プログラムで一歩進んでも、日々のストレスや、
日々の強迫行為で、三歩後退している感じが
します。
実家見守りをしていると、強迫症状が出ている
ときでも容赦なく、両親の認知症の症状に対し、
何十回と同じ質問に答える、”結婚してない”と
批判される、その他理不尽な批判をされる等、
精神にかなり負荷がかかります。自身の強迫症状
と闘うだけでも、ほぼパニック状態になっている
ところに、さらに負荷がかかると、オーバーに
言えば発狂しそうです。そのあと、実家から帰る
わけですが、その頃にはもはや強迫症状に抗う
気力は残っておらず、確認行為を繰り返してしまい、
新たなプログラムに行動療法の効果があったとして
も、それを無きものにしているように思います。
③食事改善も続けていますが、強迫が悪化すると、
食料の調達も滞ることがあり、食生活は不安定に
なりがちです。おそらく、それがなくても改善を
徹底することは難しいところ、強迫の悪化との
悪循環で、なかなか効果を得るのは難しいでしょう。
④障害者手帳は、強力なお守りになることを
期待しましたが、強迫症状でパニックになっている
頭では、そもそもその存在を忘れがちです。街中
などで、確認行為等おかしな行動をしていても、
通報されるといった事態には、手帳が強い味方
にはなるでしょう。ただ、日々の強迫症状を和らげる
わけではないようです。これは以前、日常生活賠償責任
保険に入ったときと同じ感触で、最悪、誰かにぶつかって
ケガをさせたとしても、賠償金等は払ってくれるわけ
ですが、だからといって強迫症状を和らげるわけでは
ありませんでした。