うつ、強迫症への障害年金・・精神科医(友人)の意見。

うつ、強迫症への障害年金に関して、友人の精神科医にも

聞いてみました。

 

彼曰く・・

うつ病強迫症は基本的に対象にならない。障害年金をもらって

いるのは、統合失調症双極性障害、統合失調感情障害など。

うつ病であれば、特別な問題行動がある場合にもらえる可能性が

あるだけで、慢性化した状態というだけでは通常もらえない。

慢性化して仕事につけない状態であっても、診断基準上中等度以上

とはならない。自宅で単身生活ができている場合は、統合失調症等、

該当疾患であっても対象になりにくい。うつと合併している強迫症状が

強度であっても、生活が破綻しているレベルでなければ対象とならない。

診断書を書く際に、問題行動のところにたくさんチェックがつくか否かが

論点となる。一般的に言えば、単身生活ができない、一般就職ができない、

生涯治療が必要な状態を対象としている・・

 

と、彼は診断名と問題行動が論点との意見・・

you tubeで情報発信している精神科医は、診断名によらず日常生活がいかに

制限されるかが論点としています。また、日常生活の制限については、友人

の解釈が随分と厳しいものになっています。私が現場で見聞きした限りは後者

寄りの見解でおりました。

 

医師が障害年金の診断書を書くにも、マニュアルが存在します。最終的には

医師の主観と、マニュアルをいかに解釈するか、といったところによると

思うので、個人差が出るのはやむを得ずだと思います・・