強迫性障害の栄養療法。統合失調とナイアシン。

統合失調では、ナイアシンが効く人と効かない

人が比較的わかりやすく分かれています。強迫

の参考になるかと思い調べてみました。

 

統合失調でナイアシンが効く人の割合は40~50

%です。効く人の特徴は、

①体内のヒスタミンレベルが低い。

②体内の銅が過剰。

 

上記①②の場合の具体的な特徴としては、

Ⅰ季節性のアレルギー(花粉症)がない。

Ⅱドライアイ、ドライマウス

Ⅲ幻聴がある。

Ⅳ強い不安症状がある。

Ⅴ多動(常に焦っている感じ)

 

Ⅰ、Ⅱはヒスタミンレベルが低い場合、Ⅲ、Ⅳ、

Ⅴは銅が過剰な場合の特徴です。

 

こういった特徴をもってして判断することも可

能ですが、とりあえずナイアシンを飲んでみて、

体の反応を見るほうが手堅い判断ができます。

 

とりあえずナイアシンを飲んでみて・・

ナイアシン・フラッシュが起きない、もしくは

起きても僅かな場合、ナイアシンが効く可能性

が高いということになります。

 

ナイアシンを飲んでみたら・・

強いナイアシン・フラッシュが出た場合、ヒス

タミン・レベルが高いということになるので、

ナイアシンが効く可能性は低いということにな

ります。

 

ナイアシンが効く可能性が高い人の特徴のうち、

Ⅳ強い不安症状がある。

Ⅴ焦っている感じ。

これらが、強迫症状に近しい感じがします。強

迫で不安症状は普通にあるとして、確認行為を

しているときの切迫感などがⅤに該当するかも

しれません。

 

ナイアシン・フラッシュが強く出た私としては、

少なくともヒスタミン・レベルが低いというこ

とはないと思うので、統合失調的には、ナイア

シンが効かない人に分類されます。

 

ナイアシンはあらゆる神経伝達物質補酵素

ので、強迫症状に関連が深いとされているセロ

トニンにも良い影響を与えると思います。

 

アドレナリンが多量に分泌されると不安症状が

出やすいです。ナイアシンはアドレナリンの分

泌を抑制するので、この理屈でも不安症状を抑

えてくれるかもしれません。

 

ナイアシンには、

ナイアシン

②ノー・フラッシュ・ナイアシン

ナイアシンアミド

と3種類ありますが、原則、どれを飲んでも効果

はあります。ただ、精神疾患に対しては高容量

ナイアシンを摂取します。③のナイアシン

ミドは1日3g以上摂取すると、吐き気や嘔吐と

いった副作用が出る場合があります。そういっ

た副作用を感じた場合は①、②の使用を検討し

たほうが良いと思います。

 

ナイアシンの副作用としては他に肝機能障害が

あります。長期的に高容量使用する場合は、定

期的に血液検査をしたほうが良いと思います。

 

総じて、ナイアシン強迫症状にも効く可能性

があるので、試してみる価値はあると思います。

 

強迫観念と統合失調の妄想は、何らかの共通点

があるのではないか?共通点があるなら、ナイ

アシンは強迫にも効果的ではないか?など考え

ていましたが、そのあたりはわかりませんでし

た。おそらく観念と妄想では、発生機序がちが

うと思うので、その共通項をもってしてナイア

シンを語るのは、的が外れているようにも思い

ます。

 

ひとまず、ナイアシンは継続します。