父からのせん妄状態での電話。

父はしばしば、せん妄状態で電話を

かけてきます。夜中、早朝と時間は

様々です。内容によっては攻撃的な

ものもあるので、私が疲れてしまって、

その後しばらく寝込むことも

あります。

 

もっとも多いのは、30年以上前に他界

した”祖母(父にとっての母)がいない”

というもの。

次に多いのが、私含む息子たちが建築

業界におり、現場で働いている、という

もの。父は建築業界におりましたが、

我々息子はまったく別の職種です。

 

このところ、小多機のスタッフが家を

訪問してくれることもあり、その影響

と推測されますが、せん妄の内容が、

「さっき、よくわからん人が来て、

通帳の残高を教えてしまった。

ドロボウが来たら困るから、

泊まりに来てくれ」、

「さっき、よくわからん人が来て

車を持って行かれてしまった。

事情を説明するように」、

といった内容が増えています。

 

ちなみに、実家の車は数年前に、別の

場所に預けました。父がせん妄状態で

運転していることがわかり、運転は

限界と判断したからです。

前述、「祖母」に関するせん妄状態に

ある時、夜中、車で祖母を探しに

行ったりしていたようです。

 

現在の電話対応も苦しいですが、車を

取り上げた際も、その後半年~1年は、

「車がないせいで不便」といった内容

の批判を受けることとなり、苦しい

電話対応でした。当時は、父の認知症

がそれほど進んでいなかったので、

内容的にストレートな批判でした。

 

こういった、見守りをしている時間以外も、

電話で実家問題から目を逸らすことが

できない状態が、かなり精神的に堪える

ように思います。

加えて、この電話による父からの圧力は、

ここ10年以上に及んでいます。

 

認知症になる前、せん妄が現れる前

は、私の頭の問題、結婚問題に対して

の批判を、電話で繰り返していた為、

仕事を終えた夜も、憂鬱なものでした。

 

この扱いは・・

この世が因果応報なら、

私は随分と悪いことをしてきたのだな・・

と思います。