認知症両親・実家での確認すべきところは?

朝、実家に着くと、まず貴重品の確認を

します。

①父の財布

②通帳と印鑑

③札入れ

このうち、どれかがないと、父が騒ぐことに

なるので、まずこれらを確認し、無ければ

探します。三つのうち、ひとつは概ね定位置

に無く、探すことになりますが、比較的簡単に

見つかります。

 

次に電気、電話の動作確認をします。

①エアコン

②電話

③テレビ

エアコンは冷暖房の設定、リモコンの置き場所、

等に注意します。父は細かい設定はできないので、

電源スイッチを入れるだけで機能するようにして

おきます。冬に冷房が設定されていることも

しばしばなので、確認が必要です。介護スタッフ

も操作できるよう、また父からの「エアコンの

点け方がわからない」といった電話に対応しやすい

よう、リモコンは定位置に置きます。

 

電話は、コンセントが抜けていて機能しない

という問題がほとんどですが、老朽化や、冬の

気温低下で、ボタンを押しても機能しない等の

問題もあり、動作確認が必要です。

 

テレビは本体の電源スイッチ、リモコンの設定等に

注意します。本体の電源スイッチを切ってしまい

テレビがつけられない、リモコンではBSから地上波

への切り替えができずテレビが観られない等の問題

が起きがちで、確認が必要です。

 

これらは概ね、夜間になってから、父から機能

しない旨の電話がかかってくる場合多く、電話で

誘導しても父はほぼできないので、日中、準備

しておくことが必要です。

 

ガス関連も要確認です。

①ガス警報器

②ガスコンロ・スイッチ

③コンセント・カバー

ガス警報器はコンセントを抜いていないか

確認するだけです。

 

ガスコンロは、押してはいけないスイッチを

固定してあるので、それが動いていないかの

確認です。

 

ガス警報器と電話は、コンセント・カバーを

使っていますが、しばしばカバーが取れて

いるので、付け直します。

 

その他。

①郵便物

②汚染した服

③市の指定ゴミ袋

④庭木

郵便物は、父宛てのものがどうしても届き、

自動車保険の契約書といった比較的重要な

ものも、行方不明になりがちなので、捨て

たり、おかしなところにしまい込まれる前に、

回収しなければなりません。

 

汚染した服は、放置しておくと洗濯が難しく

なるので、汚染したまましまわれてしまう前

の回収が望ましいです。

 

市の指定袋以外でゴミを出してしまうのは

相変わらずなので、普通のビニール袋を回収

し、指定ゴミ袋に変える、もしくは入れ直し

ます。また、指定ゴミ袋がないと、介護スタッフ

がゴミを出せないので、補充します。

 

冬場はそうでもありませんが、春になると

庭木の伸びが速く、隣の庭に突き出したり、

道路標識を隠したりと、注意が必要です・・

 

私は、強迫性障害による確認が病的なので、

確認作業に時間と神経をかなり使います。

それがなければ、もっとパフォーマンスが

上がるのに・・と思いますが、おそらく

実家での確認作業が強迫を悪化させている

ので、状況の改善は難しいように思います。