母は股関節の骨折だったので、人工骨頭置換術という
手術をしました。折れた骨頭を取ってしまって、人工の
骨頭を入れる手術です。
比較的大がかりな手術で、高齢者には厳しいかもしれませんが、
他の選択肢がもっと厳しくなる場合が多いので、高齢であっても
一般的に行われる手術です。
特に問題無ければ、手術翌日から体重をかけ、立つことが可能です。
母は手術から2週間経たない時点で、介助付きながら、すでに
歩行器でトイレに行っていたとのことです。高齢者にとっては
デメリットの大きい長期安静が避けられます。
人工骨頭の問題は脱臼の可能性があることです。ただ、年齢的に、
それほど活発に動くわけではないので頻発する問題ではありません。
心強いのはハガネのような(?)な主治医。
手術前に説明を受けたのは、午後6時も過ぎ、仕事の疲れが色濃く
出る時間でしたが、汗をかいてる様子なく、疲れている様子なく、
淡々と説明をしていただきました。
手術後も手術室から出てきたところで説明を受けましたが、
汗をかいている様子なく、疲れている様子なく、手術がうまく
いった旨、説明してただきました。もしかすると、すごく
頑張ってそう見せているのかもしれませんが、”この人に
任せていたら大丈夫な気がする”オーラが出ていました。
加えて、一足先に手術室から出てきた麻酔医も、笑顔で
「(母が)もう普通に話せますよ」と、声をかけていただきました。
職業柄、医師も普通に疲れているのを知っていますが、
それでも安心を与えてくれる主治医及び麻酔医には、
「やっぱり、この人たちエライな」と失礼な感想を持っています(笑)。