母が手術した病院も、原則、面会は不可です。ただ、
手術前後の面会は可能です。とはいえ、手術前は病室
から手術室に移動する間の5分程度。手術後は病室にて
5分程度でした。ちなみに母は状況が理解できていなかった
ので、実のある話はできませんでした。
最終的に面会したのは、兄と私でした。面会できなかったら
できなかったで良しとする、手術の間はただ待つだけ、など
何かと事情が発生しがちな父は控えたほうが良いという判断です。
手術中に亡くなる可能性は非常に低いです。ただ、その後も
面会はできませんので、次に会うまでに相当な時間があります。
母の場合、精神機能の大幅な低下が見込まれるので、認知症
ながら比較的普通の会話ができるのは手術前が最後かもしれません。
面会を2人に絞らなければならないわけですが、ひとまずの
候補は父と兄でした。父は認知症とはいえ、最後に会話でき
なかったことで、あとあと混乱を起こす不安がありました。
兄は遠方である為、母と話す機会はあまりありませんでした。
比較的普通に話すことができるのが、最後である可能性がある
場合、やはり面会するなら兄かと思いました。
当日は、電車で1時間の距離にいる母方の叔父も応援に駆けつけて
くれました。叔父にも面会してほしい気持ちはやまやまでした。
母はすでに、叔父が自分の弟だと認識できていません。兄も思う
ところがあったようで、面会は叔父と私で、という提案もありましたが、
最終的に兄と私となりました。
大きな手術、大家族となると、やや頭を絞る作業かと思います・・