強迫症。カウンセラーとのやり取り、あれこれ。

カウンセラーとのやり取りでは、決定的な結論が出るという

ことはなく、あーでもない、こーでもないを繰り返しています(笑)。

 

結論的には、どんなに気になることがあっても確認(強迫行為)

をしなければ強迫症は治ります。でもなかなか確認を我慢する

のは難しい。そこで状況を整理して、我慢に段階を付け、小さな

我慢からクリアしていくことで緩解を目指します。我慢以外に

抜け道はありません。また、我慢は痛みのようなもので、無意識

に回避しようともします。回避することでますます強迫症は悪化

するので、カウンセラーは、その無意識に悪化へ向かう行動も、

指摘し、やめさせなければなりません。双方、結論がわかって

いながら、そこに行き着かない状態なので、客観的に見れば、その

やり取りは不毛にも見えるかもしれません。

 

Q現実的にあり得ない強迫観念のほうが打ち消しやすい?

A強迫観念なので、あり得そうだから恐くて、あり得そうにない

から恐くない、といったものでなく、そもそも、取り合わなく

ても良いものだということを再認識するのが良いのではないか。

 

Q目標とするのは普通の状態。普通の状態とは?

A強迫観念が出ないのが普通の状態とは言えるが、ひとまずは

強迫観念は出ても良いので、客観的に見たときに行動として普通

であるところを目指すのが良いのではないか。

 

Q強迫観念は受け流すのが良いが、受け流した後、どこに意識を

向けるのべきか?

A強迫観念を受け流したあと、どこに意識を向けるかは重要だが、

難しい。注意力の容量は決まっているので、意識の向け方によって

は注意力の容量が埋まり、強迫観念が入る隙が無くなり、強迫観念

は受け流しやすい。ひとまず五感、体性感覚等、そのときしか感じ

られないものに注意を向けてみるのはどうか。歩行動作は無意識だが、

そういったところにも注意してみる。安心や確認につながる感覚には

注意を向けないこと。

 

Q行動療法をうまくやろうとして、失敗しがちだが?

A「やってみてどうなるか試してみよう」くらいの心持ちが良いのではないか。

 

Q受け流すには、あまりにハードルの高い強迫観念の場合、どうするか?

A一旦、理屈で打ち消してハードルを下げるのもありではないか。理屈で

打ち消して尚残る不快感こそ強迫観念とも言える。

 

Q午後は不調になりがちだが、行動療法をどうするか?

A行動療法の負荷を下げるのもありではないか。

 

Q午後の不調の原因は?

A夕方、夜など暗くなると確認が難しくなるので、暗くなるまでに引き

返して確認に行くか否か結論を出さなければならない焦りではないか。

もしくは暗くなってから、どうしても引き返して確認したくなったら

困るという思いからではないか。

 

こういった検討は自分の症状を再認識するようで苦痛です。ただ苦痛でも

状況を整理していおかないと、行動療法が行き当たりばったりになって

しまうので、必要な作業ではないかと思います。ただ、症状と面と向かう

ことで鬱のほうは悪化しがちなので、トータルでは吉と出るか凶と出るか

わかりません。