日々電話で、病院、グループホームとの調整が続いています。
目下、一番の検討課題は、グループホーム内での移動手段です。
母は股関節に人工骨頭を入れる手術をしたので、常に脱臼の
リスクがあります。
病院では脱臼の予防が大きな課題なので、拘束をしてでも
脱臼の予防が最優先です。グループホームにあっては脱臼
予防は最優先というわけでなく、原則拘束はしないので
その中にあって、いかに脱臼リスクを下げるかが問われます。
グループホームの担当の方から、家族の希望、提案を聞かれた
のですが、そもそも現在、歩行がどのレベルにあるのかが
定かでなく、何とも答えられませんでした。
伝い歩きが可能なレベルであれば、ホーム内の伝い歩きを促す
しかないと思います。新たな歩行器などの使用は、認知症患者
には期待できません。
それ以下のレベルにある場合は、ひとまず車椅子を移動手段として
様子を見るしかありません。
車椅子から立ち上がろうとして逆に危ないとなれば、車椅子に
拘束ベルトを付けることも考えないといけないでしょう。
欲を言えば、リハビリの継続は望ましく、意識して股関節周囲の
筋肉を付けていかないと、なかなか脱臼リスクは下げられないと
思います。
ホームに入所早々、転倒脱臼することは想定内で、その後も
ホームと病院を行ったり来たりするうち、寝たきりに至るかも
しれません。
私が積極的に介入することで、脱臼リスクをわずかでも下げら
れるかも、と思うと歯がゆい思いもありますが、私自身の強迫症
の悪化ぶりから、積極的な介入は控えたほうが良いようにも思い
ます。
私の強迫症の改善を待つうち、母の寿命は尽きるかもしれません。
それもまた想定範囲として、受け入れるしかないのでしょう・・