昨日も、駅構内でマゴマゴしていたところ、若い男性
から「大丈夫ですか?」と声をかけられ「大丈夫です!」
と答えたものの、その男性が自動改札機まで引っ張って
行ってくれました。ヘルプマークの認知度アップと私の
挙動不審によるところと思います。
私の「マゴマゴ」は、強迫症の症状が極めて強いときで、
右を向けば左が気になり、左を向けば右が気になり、と
見えない死角で何か問題が起こっているという確信に近い
強迫観念で、どうにも身動きが取れなくなっている状態です。
先日は、グループホームに見学に行く際、タクシーを
使ったのですが、乗車のとき私があらぬ方向を何度も
確認するので、運転手さんは私が何らかの障害を有する
と判断したようで、いろいろと気を使っていただくこと
となりました。
タクシーでは支払いの際も、「2千円ありますか?」
「小銭合ってますか?」など私が確認を繰り返すので、
ますます運転手さんの判断を裏付けたようです。
いろいろ気を使ってくれた運転手さんでしたが、降ろ
された場所は「ここどこ?」という感じのところで、
しばらく目的地を探すことになりました(笑)
一番困るのは、町中で身動きが取れなくなっているところを、
道行くおじさんに怒られることです。こちらも症状と闘って
いて冷や汗をかいている状態で、「なにしとんじゃ!」と
怒られても、ますます切羽詰まってしまって、状況が悪化
します。
ただ、怒られることより「大丈夫ですか?」と声をかけられる
ことのほうが多く、本当にありがたいことです。
怒られない対策を、視覚障害のある友人に相談したところ、
①筋トレをして体格をがっしりさせる。
②白杖ではなく、普通の杖の白いものを使う。
(白杖は安易に使ってはいけません)
③パッと見でわかるヘンテコなメガネをかける。
(ひとまず普通ではないとわかる)
とのこと・・
①は最低でも半年はかかる対策です。
②普通の杖の白いものも、視覚障害者用に分類されている
ようなので、あまり使わないほうがよいと思います。
というわけで、そもそもヘンテコなメガネをかけて、何らか
の効果があるか?という点含め、現在、③を検討中です。
すでにカメラ内蔵メガネという見た目がヘンテコなものを
使っているのですが、気温の低下で充電機能が低下し、いざ
というときしか使えなくなりました。加えてフレームが
大きく、視界を遮り、レンズも高いものではないので、長らく
かけていると頭が痛くなり、その用途では使えません・・
町中で「大丈夫?」と声をかけられるのは、助かるばかりでなく
心が温まります。皆さん、本当にありがとう。