強迫性障害で白杖の使用は可?

視覚障害の方には、非常に申し訳ないのですが、

このところ調子が悪すぎて、点字ブロックの上を

歩くことがあります。理由は、点字ブロック

凝視して、注意が左右にそれないようにして歩くと

強迫症状が軽減されやすいこと、また、振り向いて

確認するとき、確認ポイントが点字ブロックに限局

され、確認時間を短縮できるのでは?という読み

からです。

 

ただ・・(問題点)

①人が多いところでは、振り向いて確認しようにも

点字ブロックの上にも人がいるので、逆に確認が

難しくなる。

点字ブロックは歩道の真ん中にあるため、

そこで振り向き確認していると、不審者のように

扱われる場合が多い。

 

点字ブロックの上をそろそろ歩いていても、容赦なく

自転車や歩行者はスレスレを通ってきます。

振り向き確認は長ければ5分ほど立っていることも

あるので、不審者と思われがちです。

 

というわけで、ヘルプマークより、さらにわかりやすい

白杖を持つことで、自転車等がスレスレを通るといった

事態を避けられる、また点字ブロック上で白杖を持った

人が立っていたとしても、それを不審と思う人はいない。

 

これらの考えから、障害者相談支援センターに白杖の使用

について聞いてみました。結論的に、白杖の使用要件には

該当しないので、使用は不可という回答でした。

 

私が使うとしても、町中で身動きが取れなくなった時の

使用に限られますが、確かに個々のケースまで考えてい

たら、白杖使用のラインが難しくなるばかりでしょう。

 

私がインターネットで調べたところでは・・

使用要件に該当しない人が白杖を使った場合、

道路交通法違反に問われることがあります。

白杖視覚障害の方に限らず、聴覚障害、歩行不安定の方

も使用される場合があるので、”明確なラインがない”との

記述も散見されますが、少なくとも、強迫性障害は現時点

で該当しないようです。

 

ちなみに・・

仕事柄、自己判断で白杖を使っている人をしばしば見ています。

彼らは使用要件を満たしていない場合がほとんどです。そういった

ケースに対しては、やはり”道路交通法違反に問われる場合がある”と

いった抑止力は必要だと思います。また明確なラインがないとは

いえ、使用には慎重な判断が必要で、前例のない使用は、原則認め

られないと思います。