成年後見制度、発生する報酬について。

親からの指名で、後見人になる

任意後見人・・

身内だけに、無報酬で対応する

のが一般的との話を聞いて

おりましたが、

無報酬でないほうが良いと

考えている専門職の方も

おられるようです。

 

実際に、事務作業や手続きに出向く等の

業務があるので、報酬が発生しても不自然では

ありませんが・・

 

仕事もあり、家庭もありの方が、

仕事以外に、時間と労力を

費やしている場合、

例えば、ご主人が後見人をされていたら、

そのご家族としては、報酬があって

普通に感じるかもしれません。

 

ただ、そのご主人にとっては、

報酬といっても、老いた親の貯蓄

から受け取ることになるので、

心情的に抵抗があるかもしれません。

 

私は現在、近居介護をしていますが、

もちろん報酬はありません。

後見人の業務といっても、介護の

一環のような気もするので、

私が親の代わりに、役所や銀行に

行って諸手続きをするのと

変わらないような気もします。

 

後見人の業務だから報酬が発生し、

通常の介護内容だから報酬が発生

しないというのは、やや不公平な

感じはします。

 

ちなみに、身内が任意後見人に

なった場合、任意後見監督人が

付きます。

後見人と違い、監督人への

報酬は絶対的に発生します。

法定後見人への報酬の半額くらいが

目安のようで、年間10~20万と

いった額のようです。

 

現在、身内から私に、

任意後見人になるよう

提言されているわけですが・・

 

身内によっては、

介護離職などで収入を失って

いる介護者に対し、後見人になる

ことで、少しでも報酬を得て、

生活の足しにするよう考えている

いるのかもしれません。

 

ただ私は、すでに現在の実家見守りで

限界を感じることもしばしば

あるので、これ以上、業務を

増やさないでほしい、という

思いも強いです。

 

任意後見でないほうの

法定後見ですが、

法定後見人に親族が選ばれる

割合というのが、予想外に

低く、2019年は21,8%だった

そうです。

 

親の資産状況や、相続人の関係性等

様々な指標はあるようですが、

ひとまず、多くの場合、

専門職の方が法定後見人に

なるので、報酬は絶対的に

発生し、最低でも年間24万

以上になるようです・・

 

全体像を掴むのに、まだまだ

かかりそうな成年後見制度。

勉強にはyou tubeで動画を

見るのが一番楽な感じがします。

 

手元にユーキャンの民法

テキストがありますが、

成年後見制度について特化して

書いてあるわけではないので、

拾い読みになります。

 

ただ、このテキストは

行政職の友人が”これを読んで頑張れ”と

言って渡してくれたものなので、

ありがたく読んでいます。