介護をしている神経症者をサポートする制度。

成年後見制度を調べるうち、

介護者が動けなくなった場合の、

後見制度のようなサポート体制は

ないものか・・と思いました。

 

私の神経症が悪化し、

動けなくなったとき、

身内とのやり取り、自身の金銭管理等、

代わりにしてくれる制度はないものか、と。

 

これまで、動けないレベルのうつ、

外出困難なレベルの強迫症状、

ともに経験があります。

そのときは、たまたま環境が許し、

何とかやり過ごせたに過ぎません。

 

現状は、両親の介護をしつつ、

協力者がいない状態。

私が動けなくなった場合、

逆に両親は、介護者のいない

高齢者ということで、

介護保険等の積極的な介入、

また後見制度等がサポート

してくれることになると

思います。

 

ちなみに、成年後見制度は

判断力の低下した個人を守る

制度ではありますが、

うつや神経症による精神状態の

悪化は、判断力の低下に該当

しませんので、少なくとも

私は、後見制度は使えません。

 

市の健康課等に聞いてみましたが、

神経症等で日常生活が困難になった

個人をサポートする制度というのは

原則ないようです。

 

市の対応は、いつもながら

好意的なのですが、結論的に、

神経症の治療をしっかり受けてください。

②両親の介護は、介護保険等のサポートをしっかり

受け、介護負担を減らすことを考えてください。

とのことにて、

動けなくなることを想定するのではなく、

そうならないように注意してください、

とのこと。

「やはりそれしかないか・・」という

印象です。

 

神経症の治療はすでに、10年単位で

長期的に受けており、薬で治るものでは

ないことを痛感している状況にあるので、

再開には、よほどのきっかけが必要です。

ただ、介護保険のサポート強化に関しては、

確かに再考の余地はあると思いました。

 

介護保険のサービスを受けるには、

その準備等、対応に介護者の負担が

増えるのも確かですが、

介護者が動けなくなった場合の

プランはあるので、ひとまず可能

な限りサポートを受けておいて、

介護者が動けなくなったら、

それなりに対応してもらうと

いうことは可能だと思います。

 

そこは後見制度のように

”うつや神経症”は理由として

該当しないといったことはないと

思います。

 

うつや神経症は原則、理解は

されませんが、

”介護うつ”といったワードが

さすがに浸透していること、

また介護サポート側は医療従事者で

あるので、うつにしろ神経症

しろ病名がある限り、理由として

扱われると思います。

 

うつや神経症の受け入れは、

サポートスタッフ⇒世間一般⇒身内、

の順に悪くなると思います。

 

身内からすれば、

法や税の問題、財産管理といった

現実的な問題を前に、

介護者の精神状態というのは、

優先すべき課題ではなく、

逆に現場で疲弊している介護者からすれば、

財産管理といったプラスアルファー

(最悪しなくても可)な問題は、

優先すべき課題ではありません。

 

残念ながら、身内と介護者で、

その溝が埋まることなく、

チームプレイがうまくいかない

介護現場は多いと思います。

 

市の対応も、サポートスタッフの

皆さんも、本当にいつも好意的なので、

もっと安心しても良いのかもしれませんが、

なかなか不安は尽きません・・

少なくとも自分は、ダウンしないように

最大限の努力をするしかありません。