小規模多機能型居宅介護への移行と、ケアマネージャーの変更。

この3月、今後の見通しが立たず、

毎日実家の対応に追われ、八方塞がりに

感じておりました。その際、

ケアマネさんから提示されたアイデア

グループホームと小規模多機能型居宅介護

でした。

 

グループホームという施設入所は、

両親が受け入れるとは、とても思えず、

また、新たな施設に連絡し相談する

といった作業が、現在の私の精神状態

からしても、ひどくハードルが高く、

連絡しないまま経過しておりました。

 

小規模多機能型居宅介護(小多機)で

あれば、原則、在宅であるので、両親は

変化を感じないであろうし、私も何とか

変化に対応できるのではないかと、

考えておりました。

 

その後、ケアマネさんと話す機会が

あり、その旨伝え、現在、その方向で

検討段階にあります。

 

現時点の懸念は、

現在でも、生活援助、ヘルパー介入等、

他のサービス利用が可能なはずで

あるところに、デイ・サービス一択と

なっている状況にして、小多機に

変更したからといって、本当に何か

変わるのか?というところ。

結局は、サービス側に介入する気が

あるか否かにかかっているのではないか?

 

現在、サービス介入に積極的でないのは、

本人(両親)の受け入れが悪いから、

ということになっていますが、 

両親は認知症なので、本人たちに聞けば、

もちろん「特に困ったことはないし、

(ヘルパー介入等)手伝いは要らない」

と答えます。でも、実際は、買い物、洗濯、

入浴等、できないことばかりです。

 

また、家族から援助が得られる場合は、

ヘルパー等による生活援助は受けられない

といった原則もあるようですが、

介護者である私が再三、精神的な限界を

訴えている状況でも

「家族から充分援助が受けられる状態」と判断

されるのであれば、”介護うつ等、介護者の

精神疾患は援助困難な理由として認めない”

と明記されるべきところ。ただ、”介護うつ”

というワードだけは、ポピュラーになりつつ

ある昨今、認められないとは考えにくいです。

 

現在のケアマネさんも、それらを把握した

上で、サービス内容を検討しているわけで、

そこから導き出された結果がデイサービス

一択となっている状況。小多機のケアマネさん

が同じ判断をすれば、状況は変わらないよう

に思います。

 

もしかすると、小多機に変わる必要などなく、

ケアマネさんが変わるだけで、

状況が変わるのでは?とも思います。

 

ただ、ケアマネさんを変えることができる

ことは知っていても、実際はひどく

気まずい作業で、これまでと同じ施設を

使うといったことへも、抵抗があります。

 

そういう意味で、今回は結果どうあれ

小多機に変更し、ケアマネさんを変え、

新たなケア・プランに期待するというのも

ありなのではないか、と思います。

 

これまで自分なりに頑張ってきたつもり。

いざというときは助けてもらえるよう、

動ける限りは自分で動き、ケアマネさん

はじめ周囲に負担をかけないよう注意

してきたつもり。

また頑張っているうちに、状況が

良い方向に向かうのではないか?という

期待もありました。

 

しかし実際は、徐々に機能低下する両親に

介護量が増し、私の精神状態は悪化し・・

と状況は悪化の一途。

良好な関係性を保つよう努力してきた

サービススタッフも、私が動けなくなる

にしたがい離れていく印象あり。

 

結局、必要最低限のサービス介入で、

家族を最大限に動かすことが、暗黙の

ルールになっているのでは?とも思える

現在の対応は、とても今後に期待できる

ものではありません。はたして、

どこともそうなのか、介護保険自体が

そうなのか、私が勉強不足なだけなのか、

今後わかっていくものと思われます・・