ミスター強迫性障害こと龍の介さん、過去を語る。

強迫性障害についてyou tubeで情報発信を続ける龍の介さん

ですが、最新動画では、ご自分の過去を語られています。

 

龍の介さんは発症の瞬間を記憶されています。30年以上も

前、12歳のとき「自販機に釣銭が残っているのではないか?」

と頭をよぎったのが発症の瞬間です。

 

自宅からほど近くの自販機でジュースを買い、自宅に戻り

ゲームをしていたそうです。「あのとき、自販機に確認に戻らな

ければ」と、今でも後悔されています。

 

おそらく症状としては極軽度で、簡単に無視できるレベルの

強迫観念であったと思います。そこで「強迫性障害は強迫行為

をすれば悪化する」という知識があれば、見に行かずに思い

留まるところです。残念ながら知識もなく、強迫観念を無視する

こともなく強迫行為を行い、その後も徐々に悪化させていきます。

 

さらなる不運は、その症状を誰にも言わなかったことです。本人

はてっきり自分が呪われていると思っていたので、親であっても、

この症状のことを話したら、精神病院に連れていかれ、一生、閉鎖

病棟で過ごすことになると思っていたそうです。

 

当時、いっそ挙動不審で警察に補導されていればよかったと龍の介

さんは思い返します。警察に補導され、事の次第を説明することと

なり、そこで強迫性障害という病気であるということが発覚してい

れば、適切な治療や周囲の協力で、その後の人生は大きく変わって

いたであろう、と話されています。

 

強迫性障害という病気が、鬱やパニック障害と同じくらい世間に

認知されること、また「気になることを繰り返し確認したら悪化

する」という知識が広がることで、多くの軽症者を救うことになる

と思います。

 

個人的に、今後、龍の介さんに起こってほしいことは、

強迫性障害の経験が充分な収入につながること。

you tubeでもすでに収入は得てらっしゃいますが、

充分とは言えないようです)

強迫性障害に理解ある女性に出会うこと。

ひとまず、この2つです。

ゆったりとした気持ちで今後も情報発信してほしいと思います。

 

龍の介さんは、現在、you tubeで登録10000万人を目指して

頑張っています。微力ながら応援しています。

強迫症のカウンセリング。4月26日のトピックス③

近くのコンビニに行くとき、行きはほとんど確認をしません。

なぜならすぐに来た道を戻るので「また通るからいいや」と

思うからです。帰り道は「気になることを家に持ち帰りたく

ない」という気持ちが強いので確認ばかりしてしまいます。

行きで気になっていたところを帰り道で確認する、ということ

もありません。帰り道は目の前のことで精一杯なので、行きで

気になったことがあったとしても、忘れていることが多いです。

 

同じ「確認しない」であっても「またこの道通るからいいや」

という理由は「すぐに確認するからいいや」と同じで、行動療法

としては意味がありません。

 

課題②来た道とちがう道で帰る。

「またこの道を通るからいいや」という理由を自分に使わせない

ようにします。おそらく、行きの時点から「この道はもう通らない」

という思いがあるので、確認が多くなり負荷はかかります。まずは

近いところからチャンレジし、徐々に目的地を遠くしていくことで、

段階的なアプローチができると思います。

 

このところ、外出といえばコンビニと散歩くらいです。コンビニは

途中に非常に苦手な横断歩道があるので、”帰りはちがう道で”という

負荷に横断歩道という負荷が加わると、課題が的確にこなせない感じ

がします。散歩はルートを変えるとどうしても車通りの多い道を通る

ことになるので、同様に感じます。アパート近隣はすでにいろいろ

試して怖い思いをしているところが多いので、なかなかこれといった

ルートが見つかりません。

 

課題が的確にこなせそうなルートがなければ、カメラメガネを使用して

負荷を下げることも考えなければなりません。

 

良い年をした男(私)が何を細々考えているんだろう、とイヤになり

ますが、「えいっ」とチャレンジしてうまくいった記憶はあまりない

ので、やはり課題を「勝算あり」のレベルに定めチャンレンジしたほう

が”急がば回れ”になるような気がします・・

強迫症のカウンセリング。4月26日のトピックス②。

【再燃してきたカメラ内蔵メガネの使用】

このところは調子が悪い時に使っていましたが、当初期待

するところであった「カメラメガネをかけていれば、普通

に歩けるのではないか」という可能性はやはり魅力的です。

昨年、カメラメガネを使い始めた頃も、同様の期待をして

いましたが、使ううち「あとで気になりそうなところを撮ら

なくてはならない」「くまなく撮らなければならない」と、

使い方が強迫的になり、最終的には「普通に歩く」という

目標から大きくズレてしまったという経緯があります。

 

当時は実家との往復で、実家での両親への対応、火の元の

確認など、頭が強迫的にオーバーヒートを起こした状態で

帰り道に使わなければならなかったので、負荷として重すぎた

かもしれません。余裕がないので「普通に歩く」といった目標

は頭から飛んでしまい「あとで気になりそうなところは撮って

おかなくては」という気持ちが先行していたと思います。

 

再度、カメラメガネを使うにあたっては、負荷の軽いシーンで

利用し、カメラメガネは「最悪、映像は残っている」という保険

とし、「普通に歩く」という目標を明確にすれば、今度こそ目標

に近づけるのでは、と考えています。

 

私が望むカメラメガネの機能は、

①メガネをかけたままスイッチの操作ができる。

②メガネをかけたまま録画がONになっているか確認できる。

③視界が良好でメガネをかけっぱなしでも不便がない。

いまのところ、これらの条件を満たすものは見つかっていません。

一般的なカメラメガネは、普通のメガネに見えるのがひとつ条件に

なっているので、私が望む機能を備えるにはスマート過ぎます。私

の場合、カメラが普通のメガネに見える必要はないので、少々不格好

であってもかまいません。ただ、一見してカメラとわかると、町中で

はカメラに撮られたと勘違いする人もいると思うので、新たな問題が

生じるかもしれません。

 

後ろからかけるヘッドホンのような形で、耳横にビデオカメラが付いた

ものがあります。私が望む機能ははほぼ備わっていますが、それは普通

に「ビデオを撮っている人」になってしまいます。町中で「困ってるかも

しれない人」ではなく、「執拗にビデオを撮ってる人」になり、不審度が

増し危険かもしれません。

 

カメラメガネをかけてキョロキョロしていても、8割の人は不審に感じる

と思います。2割くらいの人は「どこか悪い人なのかな」と感じるように

思います。その2割の方が、たまに声をかけてくれます。これが、完全に

「ビデオを撮ってる人」だったらどうでしょう?その割合は大きく不審者

扱いのほうに寄る感じがします。

 

以前、ひどく調子の悪い時に、なかなか駅の改札から出られないことが

ありました。出ようとすると、何か気になることが浮かんできて引き返し、

と行ったり来たりを繰り返していました。そのとき若い男性が声をかけて

くれたのですが、「手を引っ張って誘導しほしい」とも言えず、「大丈夫

です、ありがとう」と答えました。しかしどう見ても大丈夫には見えな

かったようで、結局、手を引っ張ってもらい、切符を入れてもらい、改札

から出ることができました。感謝です。あのとき、私が頭にビデオカメラ

を付けていたら、印象はどう変わっていたのだろう・・

強迫症のカウンセリング。4月26日のトピックス。

今回はもっぱら「歩行時の横揺れがどうしても気になるが

どうしたら良いか?」というところに、私が食い下がって

しまい、時間を使ってしまいました。結論的に、横揺れ後

方確認の一連の動作を細分化し、省きやすい要素から省いて

いく、といった段階的なアプローチは困難であろうという

ことになりました。ひとまずの課題として、横揺れを確認

せずに通過し、あとで気になった場合の対処のほうを課題

とすることになりました。

 

課題①「(横揺れ未確認を)思い出すのはやむを得ずとして、

思い出した時に掘り下げないように注意する」。

 

散歩中に横揺れしたとします。後方確認したいのを我慢して

その場を通過します。その後、さまざまな強迫観念が起こり、

そのまま忘れてしまえば良いのですが、家に戻ってもまだ気

になることが多いです。そこで雑用など、他のことに集中し

ます。でも、思い出します。それを2~3時間繰り返した挙句、

結局、横揺れした現場に確認に戻ってしまいます。

 

こうなる一因は、思い出した時にああでもないこうでもないと

強迫観念と打ち消しや議論をしているからではないかと考えられ

ます。そこで、思い出した時に掘り下げないことを意識し、すぐ

にまた雑用に集中します。掘り下げないまま2~3時間経過すると、

強迫観念が現実味を失い、不安が消失していたり、「そんなことも

あったな」という扱いになっているかもしれません。

 

上記2~3時間は全くの例えですが、「囚われタイム」というものが

あるかもしれません。その”囚われタイム”の間に囚われずに過ごせば、

その後も囚われず、その間に囚われてしまえば、その後も囚われてし

まうといったようなことが、もしあるなら、今回の課題で実感できる

かもしれません。

 

横揺れも、そこから発生するリスクが気になっているというより、

気になったのに確認をしてない、もしくはできなかったという不全感

を強い不安と感じている可能性もあります。不全感が不安となれば加害

強迫というより不完全強迫で、私にとっては我慢しやすいはずですが、

なぜか難しく感じます。

強迫症のヘルパーサービス。サービス利用のタイミングを模索

ヘルパーさんは1時間2500円なので、それほど気軽には

お願いできません。タクシーで実家往復すると4000円

かかるので、私が1回実家に行くとトータル6500円かかり

ます。

 

ヘルパーさんは原則、一緒に確認作業をするのがメイン

と考えています。むろん作業も一緒にすれば安心なのです

が、コスト的に我慢しなければなりません。

 

自分の中で、

①あとでサラッと確認したら安心できそうな作業。

②ヘルパーさんと一緒にしないと安心できない作業。

といった分類をし、

①ヘルパーさんが来るまでに自分でする作業。

②ヘルパーさんが来るまで手をつけない作業。

の順で進めなければなりません。

また、作業が終わってから実家に数時間でも滞在すると

「発火しない」などの確認が自然とでき、安心しやすい

作業もあるので、そういった作業は時間の経過による

安心を取るか、ヘルパーさんの監視という安心を取るか

迷います。

 

目下、迷っているのは、照明器具の取り付け作業です。

①ヘルパーさんが来る2時間前に取り付け作業をしてしまい、

2時間の間に「発火しない」等、何も起こらないことを自分で

確認した上で、ヘルパーさんと一緒にサラッと最終確認をする。

②取り付け作業は最初からヘルパーさん監視の下で行い、その

後の経過は見ないまでも、ヘルパーさんも一緒に見ていたから

大丈夫とする。

・・と、どちらが自分にとって安心かわかりません。

 

なかなか実家の片付け、掃除も進みませんが、引っ越しは尚

遠いです。

父の個人年金支給開始⑤ 税理士さんの意見のちがい

年金は分割で受け取ったほうが税制上得な可能性が

高い、という方向性で兄にメールで意見を確認した

ところ、得な場合、数万円なのか数十万円なのか、

というところの目処がほしいとの返信がありました。

 

兄が気にするところは・・

分割の場合、5年間確定申告に行かなければならず、

私の調子が悪く確定申告に行けなかった場合、兄が

行くことになるので、遠方から新幹線を使って行く

ことになります。つまり、税制上得になる額が新幹線

代を上回るものであれば、分割にする意義はあるが、

そうでないなら少々損をしても、一括で受け取り、確定

申告を一回にしたほうが良いのではないか、という読み

によります。

 

というわけで、金額的な目処を求めて、再度、税理士さん

無料相談に電話しました。すると、今度の税理士さんは

一括のほうが税制上得だとの結論でした。

1人目は「どちらとも言えない」

2人目は「分割のほうが得である可能性が高い」

3人目は「一括のほうが得(断定)」

といった結果でした。本来迷うところですが、状況的に一括

のほうを選んだほうが良いように考えています。

 

今回、相談を担当してくれた税理士さんは、「老婆心ながら・・」

と自分の事務所の電話番号を教えてくれました。また確定申告を

代わりにするくらいだったら料金は3万円くらいなので、いつでも

連絡をください、との、ありがたい対応をしていただきました。

 

ちなみに今回の税理士さんの計算式・・

一括で受け取る場合、

{(受け取る金額)-(積み立て金額)-50万}÷2=課税対象額

収入が公的年金しかないので、かかる税金は5%として、

課税対象額×0.05=税金

それに対し、分割で受け取る場合、

{(受け取る金額)ー(積み立て金額)}÷5年=1年間の課税対象額

収入が公的年金しかないので、かかる税金は5%として、

1年間の課税対象額×0.05=1年間の税金

1年間の税金×5年=トータルの税金

・・以上の計算で”一括のほうが得”という結論に至ったようです。

 

今回、電話で話をし始めたときは、税理士さんから

「税金は納めないといけないんですよ」

「保険会社から税務署に直接報告が行くからバレますからね」

「確定申告は行かないといけないんですよ」といった発言があり、

どうも”法の抜け道を探そうとしている”と思われている感じがしま

したが、お話をするうち、こちらにそういった意図がないという

ことは伝わったようで、最終的には、気持ちよく電話を終えること

ができ、感謝です。

強迫症のカウンセリング、4月12日のトピックス②。

【いくら確認をしても安心できず、さらに確認したい

と思ってしまう。】

①そこから離れることで、確認したい衝動が少し落ち着く

場合がある。

②「今は不安にのまれて冷静な判断力を失ってる」という

ことに早く気付き、一旦離れられると良い。

③最終的に使うのは「見たから大丈夫」「”見たけど気になる”

は無視する」などの文言。

 

【一旦、離れると落ち着くパターン】

①たいした不安はないのに冷静な判断力を失っているだけ

の場合。

②さんざん確認しても尚気になる場合(落ち着くと”あれ

だけ確認したんだから大丈夫”と思える)

 

【散歩に対するスタンス】

・行動療法の練習としてでなく、人生を充実させる活動

として取り組めるほうが良い。散歩の範囲を広げることは、

行動療法としては負荷が上がるだけだが、逆に範囲を広げた

ほうが、散歩を練習ではなく活動として感じやすいかもしれ

ない。とはいえ、これは理想論で、私にとっての聖域は「簡

単に引き返し確認ができる範囲」なので、発想の転換でそれ

を広げるのは難しいように思う。

 

【実家からの自転車持ち出し】

・実家様子見に新たな負荷を加えるには時期尚早。まずは実家

様子見に慣れ、それ自体のハードルを下げることが目標。

 

【早朝の不安を抱えきれず、昼頃に確認に行ってしまう問題】

・不安が生じたあと、それを思い出すたびに「不安が消失して

いるのではないか?」「不安が現実味を失っているのではない

か?」「不安がどうでもよくなっているのではないか?」と

自分に問うてしまうことで、昼頃にはイヤになってしまい、

確認に行ってしまうものと思われる。

①強迫観念は打ち消さず取り合わない。

②強迫観念は議論せず取り合わない。

③不安をゼロにするのは不可能。

などを意識することで、徐々に軽減している不安を抱えたままで

過ごすことができるかもしれない。

 

【確認自体が目的となり、安全確認しているわけではない】

①引き返し確認しても、安心するわけでなく、何しに来たん

だろう?という感覚は、確認が目的になっている証拠。

②確認のパターンを踏襲しているに過ぎない。そのパターン

から外れたときに不安を感じているだけで、実際に不安要素

があるわけではない。

③確認のパターンを意識する。

④パターンを崩していく。

⑤しなくても良い確認という認識を深める。

⑥3~4つの手順があるなら、ひとつずつ省いていく。