強迫症のカウンセリング、4月12日のトピックス②。

【いくら確認をしても安心できず、さらに確認したい

と思ってしまう。】

①そこから離れることで、確認したい衝動が少し落ち着く

場合がある。

②「今は不安にのまれて冷静な判断力を失ってる」という

ことに早く気付き、一旦離れられると良い。

③最終的に使うのは「見たから大丈夫」「”見たけど気になる”

は無視する」などの文言。

 

【一旦、離れると落ち着くパターン】

①たいした不安はないのに冷静な判断力を失っているだけ

の場合。

②さんざん確認しても尚気になる場合(落ち着くと”あれ

だけ確認したんだから大丈夫”と思える)

 

【散歩に対するスタンス】

・行動療法の練習としてでなく、人生を充実させる活動

として取り組めるほうが良い。散歩の範囲を広げることは、

行動療法としては負荷が上がるだけだが、逆に範囲を広げた

ほうが、散歩を練習ではなく活動として感じやすいかもしれ

ない。とはいえ、これは理想論で、私にとっての聖域は「簡

単に引き返し確認ができる範囲」なので、発想の転換でそれ

を広げるのは難しいように思う。

 

【実家からの自転車持ち出し】

・実家様子見に新たな負荷を加えるには時期尚早。まずは実家

様子見に慣れ、それ自体のハードルを下げることが目標。

 

【早朝の不安を抱えきれず、昼頃に確認に行ってしまう問題】

・不安が生じたあと、それを思い出すたびに「不安が消失して

いるのではないか?」「不安が現実味を失っているのではない

か?」「不安がどうでもよくなっているのではないか?」と

自分に問うてしまうことで、昼頃にはイヤになってしまい、

確認に行ってしまうものと思われる。

①強迫観念は打ち消さず取り合わない。

②強迫観念は議論せず取り合わない。

③不安をゼロにするのは不可能。

などを意識することで、徐々に軽減している不安を抱えたままで

過ごすことができるかもしれない。

 

【確認自体が目的となり、安全確認しているわけではない】

①引き返し確認しても、安心するわけでなく、何しに来たん

だろう?という感覚は、確認が目的になっている証拠。

②確認のパターンを踏襲しているに過ぎない。そのパターン

から外れたときに不安を感じているだけで、実際に不安要素

があるわけではない。

③確認のパターンを意識する。

④パターンを崩していく。

⑤しなくても良い確認という認識を深める。

⑥3~4つの手順があるなら、ひとつずつ省いていく。