強迫性障害のカウンセリング、6月21日のトピックス。

今回の最大の課題は「強迫観念の処理の仕方」

です。

 

これまで私がしていたのは強迫観念を「抑え

込む」ことのようで、本来は「置いておく」

「受け流す」といった扱いをしなければなり

ません。私の強迫がさっぱり治らない理由は

ここにあるのではないか、また「抑え込む」

ことで大きなエネルギーを使い、疲れてしま

うのではないか、という推測の元、今回の課

題は出ています。

 

ただ、これは非常に難しいです。これまでは

誤魔化そうが何をしようが強迫観念を処理で

きたら、それで良し、という感じでしたが、

その処理方法に言及しています。

 

強迫観念が生じたときに、「そんなことはあ

り得ない」と理屈で抑えつけるでもなく、

「こんなものに負けない」と闘うのでもなく、

「取り合わない」「置いておく」「受け流す」

ということです。高所で綱渡りをしていると

きに、肩の力を抜いて深呼吸するくらい難しい

と思います。

 

ガチガチの緊張状態にあっては、内的な心の動

きを追っている余裕はなく、目の前の課題の処

理に精一杯です。

 

理屈ではわかっても実際にできるかどうかは、

やってみなければわかりません。明らかに強迫

観念だとわかっていたら、それは簡単です。た

だ多くの場合、そこに本当に不安要素があるよ

うに感じるので、「取り合わない」で大丈夫か、

「置いておいて」大丈夫か、「受け流して」大

丈夫か、これらの不安と闘うことになると思い

ます。

 

非常にわかりやすいケースは、自分が通ってい

ない道に不安を感じる、といった場合です。明

らかに自分が関わっていないもの、ことに何ら

かの不安を感じるのは、明らかに強迫観念なの

で、受け流すのも簡単です。実際はそうでない

場合がほとんどです。

 

ここは基本に戻って、

①強迫観念は不快だが危険ではない(本当に?)

②強迫観念はあなたの考えではない。

③強迫観念を打ち消すのは良くない。

④強迫観念と議論するのは良くない。

⑤強迫観念は雲のように扱おう。

ということかと・・

 

今回の課題は、これらに通じるものがあります。

まずは負荷の軽い散歩から、内的な心の動きを

矯正してみたいと思います・・