強迫症のカウンセリング、4月12日のトピックス。

まず今回出た課題、

①「強迫観念は取り合わず、雲のように扱う」といった

強迫症状の扱い方をメモに箇条書きにして、散歩の際などに

持っておき、強迫症状が襲ってきたら、それを読んでみる。

②散歩などで、確認がひどいポイントの確認の手順を明確に

し、手順のうち省略できそうなところから削っていく。

 

①は調子の善し悪し、シチュエーションのちがいもあるので、

できるだけオールマイティーな内容を考えなければなりません。

多すぎてもいけないでしょう。ただ、どれが効果的かはわから

ないのでいろいろ試してみるのが良いと思います。なるべく

否定文は使わないほうが良いようです。いまのところ、

Ⅰ不安をゼロにするのは不可能。

Ⅱ「確認しなくては」と思わせるのが強迫観念。

Ⅲ強迫観念は打ち消さず取り合わない。

Ⅳ強迫観念は議論せず取り合わない。

などが候補です。

これから文章を練って、頭にスッと入るものを作らなければ

なりません。また、メモ帳に書いて持ち歩くこともできます

が、サッと出して、パッと見えるものが望ましいと思うので

英語の単語帳をプラスチックプレートにしたようなものを

イメージしています。

 

散歩途上などで「何度見ても気になる」「引き返して確認したい」

「振り向いて確認したい」といったシチュエーションにサッと持ち

出し文章を読んでみる、という作業にしばらくチャレンジしてみた

いと思います。

 

文章を読むことで、ふと肩の力抜けたり、気付かされたり、といった

ことを期待するものですが、効果のほどはわかりません。

 

②は、町中で角を曲がるときなど、自分がしている確認の手順を明確

にし、手順のうち、まずどこを省くことができるか考えなければなり

ません。ひとまず思いつくところでは、角を曲がる時の手順、

Ⅰ左右確認

Ⅱ巻き込み確認

Ⅲ振り向き確認

です。Ⅲの振り向き確認は、Ⅱの巻き込み確認をするうち

背後が気になり振り向いてしまいますが、Ⅰの左右確認で周囲

確認は済んでいるので、不要だと思います。なので、まずⅢを

省くところからチャレンジしてみたいと思います。

 

普通の人の角の曲がり方を見ていると、ほぼ前しか向いていません。

視野は概ね180度あるので、前を向いているだけで、私のⅠⅡⅢの

動作は敢えてしなくて良いと思います。また巻き込み確認は、後ろ

から歩いてきた人がわざわざ、自分が曲がろうとする方向の内側に

入ってくる可能性に備えた動作なので、原則不要だと思います。

 

今回の課題も、調子の良い時はサクサクできて、悪い時はさっぱり

できないといったことになるでしょう。できているのかできていない

のか、効果があるのかないのか、どうにもスッキリしないことになる

ような気がします。しかし、とにかくやってみて、修正を加えて

やってみて・・を繰り返し、意義のあるものにしていくしかありません。