強迫症のカウンセリング。4月26日のトピックス②。

【再燃してきたカメラ内蔵メガネの使用】

このところは調子が悪い時に使っていましたが、当初期待

するところであった「カメラメガネをかけていれば、普通

に歩けるのではないか」という可能性はやはり魅力的です。

昨年、カメラメガネを使い始めた頃も、同様の期待をして

いましたが、使ううち「あとで気になりそうなところを撮ら

なくてはならない」「くまなく撮らなければならない」と、

使い方が強迫的になり、最終的には「普通に歩く」という

目標から大きくズレてしまったという経緯があります。

 

当時は実家との往復で、実家での両親への対応、火の元の

確認など、頭が強迫的にオーバーヒートを起こした状態で

帰り道に使わなければならなかったので、負荷として重すぎた

かもしれません。余裕がないので「普通に歩く」といった目標

は頭から飛んでしまい「あとで気になりそうなところは撮って

おかなくては」という気持ちが先行していたと思います。

 

再度、カメラメガネを使うにあたっては、負荷の軽いシーンで

利用し、カメラメガネは「最悪、映像は残っている」という保険

とし、「普通に歩く」という目標を明確にすれば、今度こそ目標

に近づけるのでは、と考えています。

 

私が望むカメラメガネの機能は、

①メガネをかけたままスイッチの操作ができる。

②メガネをかけたまま録画がONになっているか確認できる。

③視界が良好でメガネをかけっぱなしでも不便がない。

いまのところ、これらの条件を満たすものは見つかっていません。

一般的なカメラメガネは、普通のメガネに見えるのがひとつ条件に

なっているので、私が望む機能を備えるにはスマート過ぎます。私

の場合、カメラが普通のメガネに見える必要はないので、少々不格好

であってもかまいません。ただ、一見してカメラとわかると、町中で

はカメラに撮られたと勘違いする人もいると思うので、新たな問題が

生じるかもしれません。

 

後ろからかけるヘッドホンのような形で、耳横にビデオカメラが付いた

ものがあります。私が望む機能ははほぼ備わっていますが、それは普通

に「ビデオを撮っている人」になってしまいます。町中で「困ってるかも

しれない人」ではなく、「執拗にビデオを撮ってる人」になり、不審度が

増し危険かもしれません。

 

カメラメガネをかけてキョロキョロしていても、8割の人は不審に感じる

と思います。2割くらいの人は「どこか悪い人なのかな」と感じるように

思います。その2割の方が、たまに声をかけてくれます。これが、完全に

「ビデオを撮ってる人」だったらどうでしょう?その割合は大きく不審者

扱いのほうに寄る感じがします。

 

以前、ひどく調子の悪い時に、なかなか駅の改札から出られないことが

ありました。出ようとすると、何か気になることが浮かんできて引き返し、

と行ったり来たりを繰り返していました。そのとき若い男性が声をかけて

くれたのですが、「手を引っ張って誘導しほしい」とも言えず、「大丈夫

です、ありがとう」と答えました。しかしどう見ても大丈夫には見えな

かったようで、結局、手を引っ張ってもらい、切符を入れてもらい、改札

から出ることができました。感謝です。あのとき、私が頭にビデオカメラ

を付けていたら、印象はどう変わっていたのだろう・・