【再燃してきたカメラ内蔵メガネの使用】
このところは調子が悪い時に使っていましたが、当初期待
するところであった「カメラメガネをかけていれば、普通
に歩けるのではないか」という可能性はやはり魅力的です。
昨年、カメラメガネを使い始めた頃も、同様の期待をして
いましたが、使ううち「あとで気になりそうなところを撮ら
なくてはならない」「くまなく撮らなければならない」と、
使い方が強迫的になり、最終的には「普通に歩く」という
目標から大きくズレてしまったという経緯があります。
当時は実家との往復で、実家での両親への対応、火の元の
確認など、頭が強迫的にオーバーヒートを起こした状態で
帰り道に使わなければならなかったので、負荷として重すぎた
かもしれません。余裕がないので「普通に歩く」といった目標
は頭から飛んでしまい「あとで気になりそうなところは撮って
おかなくては」という気持ちが先行していたと思います。
再度、カメラメガネを使うにあたっては、負荷の軽いシーンで
利用し、カメラメガネは「最悪、映像は残っている」という保険
とし、「普通に歩く」という目標を明確にすれば、今度こそ目標
に近づけるのでは、と考えています。
私が望むカメラメガネの機能は、
①メガネをかけたままスイッチの操作ができる。
②メガネをかけたまま録画がONになっているか確認できる。
③視界が良好でメガネをかけっぱなしでも不便がない。
いまのところ、これらの条件を満たすものは見つかっていません。
一般的なカメラメガネは、普通のメガネに見えるのがひとつ条件に
なっているので、私が望む機能を備えるにはスマート過ぎます。私
の場合、カメラが普通のメガネに見える必要はないので、少々不格好
であってもかまいません。ただ、一見してカメラとわかると、町中で
はカメラに撮られたと勘違いする人もいると思うので、新たな問題が
生じるかもしれません。
後ろからかけるヘッドホンのような形で、耳横にビデオカメラが付いた
ものがあります。私が望む機能ははほぼ備わっていますが、それは普通
に「ビデオを撮っている人」になってしまいます。町中で「困ってるかも
しれない人」ではなく、「執拗にビデオを撮ってる人」になり、不審度が
増し危険かもしれません。
カメラメガネをかけてキョロキョロしていても、8割の人は不審に感じる
と思います。2割くらいの人は「どこか悪い人なのかな」と感じるように
思います。その2割の方が、たまに声をかけてくれます。これが、完全に
「ビデオを撮ってる人」だったらどうでしょう?その割合は大きく不審者
扱いのほうに寄る感じがします。
以前、ひどく調子の悪い時に、なかなか駅の改札から出られないことが
ありました。出ようとすると、何か気になることが浮かんできて引き返し、
と行ったり来たりを繰り返していました。そのとき若い男性が声をかけて
くれたのですが、「手を引っ張って誘導しほしい」とも言えず、「大丈夫
です、ありがとう」と答えました。しかしどう見ても大丈夫には見えな
かったようで、結局、手を引っ張ってもらい、切符を入れてもらい、改札
から出ることができました。感謝です。あのとき、私が頭にビデオカメラ
を付けていたら、印象はどう変わっていたのだろう・・