いつまで経っても治まらない強迫観念の原因。
いずれは、それとも闘わねばならないのでしょうが、
現時点では”無意識に何かをしたとき”ではないか
と推測しています。
記憶のとっかかりがないので、
「どちらかといえば・・」といった判断基準を持ち
出しても、雲を掴むような話になってしまいます。
逆に、いかにも強迫観念が出そうな交差点などで、
人をかわしかわし通過したとしても、極めて意識
して動いているだけに「どちらかといえば、誰にも
あたっていない」という自問に、「確かに、そうだ」
と応えやすいように思われます。
ちなみにその際、おそらく「確かに、そうだ」と思うのは
あくまで頭であって、気持ちではないので、強迫独特の
気持ち悪さは残る場合がほとんどだと思われます。
ただ、頭でひとまずの治まりを得られている上で、
その気持ちの悪さに浸ることで、必ず改善が見込まれると
思われます。これが曝露反応妨害法の醍醐味であり、
また、むやみに我慢するだけであったものを、少しでも
楽にするコツであるように思います。
その先の課題として、無意識≒気付かぬうち
というレベルがあると思われます。
そして、強迫一般の対応として、気付かぬうちに、
誰かにぶつかるなど、ましてや、相手がケガする
ほどのぶつかり方はあり得ない、といったものに
なると思われますが、それはあくまでも理屈です。
患者としてはハードルが高く感じると思うので、
当面、無意識に何かをする、ということを避ける、
もしくは無意識に苦手なことをしてしまった際は、
いっそ確認してしまったほうが、マイナスが小さ
くて済むのではないかと推測しています。
ひとまずは、現在、手持ちの判断基準で対応できる
レベルの強迫観念を寛解させること、それを目標と
するのが適切ではないかと考えています・・