強迫性障害に対するカウンセリングの効果は?

カウンセリングでアドバイスされたのは

「(強迫観念が)どちらかといえば大丈夫

と思ったら本当に大丈夫」といった考え方、

もしくは判断基準でした。

 

明確に気になる強迫観念には対しては

パワー不足のように感じています。

自分でもなぜ気になるかわからないタイプ

もしくは程度の強迫観念には対応できる

ように思います。

 

自分でもなぜ気になるのかわからない、

もしくは、それほど必要性はないが習慣

的にしていた確認を忘れた、といった場合、

これまでであれば、判断基準がないために、

その時々、いろいろ考え、迷った上で、

スルーするか、確認するか判断していましたが、

明確な判断基準があることで、短時間で結論

に至り、前に進むことができるようになると

思います。また、その日その時の調子に大きく

左右されていたこれらの判断の揺れ幅が、やや

小さくなり安定するようにも思います。

 

こういった、考え方や判断基準でカバーできる

強迫観念の処理を積み重ねることで、より

強い強迫観念をスルーできるようになるかと

いえば、残念ながらできないとは思いますが、

一歩ずつ進めていくしかありません。

 

ここ数日のケースとしては、

横断歩道を無意識に渡り、

「しっかり安全確認をしなかった」と

後悔しましたが、なんとか振り向かず

その場をしのいで、自宅まで帰ったものの、

結局、引き返して確認しました。

 

市役所に手続きに行き、

それほど(落とし物、忘れ物)確認せずに、

席を離れましたが、すぐ次の方が座ってしまい、

ジロジロ確認するわけにもいかず、かなり気に

なったまま自宅に戻りましたが、自宅に着いた

頃には、それほど気にならなくなっていました。

 

両方のケースとも、

確認したいという強い欲求はありましたが、

「どちらかといえば・・」という判断基準で

確認せずに、その場を離れています。

やはり横断歩道のケースのほうが、不安として

合理的でもあり、加害でもあり、想定される問題

が甚大でもあるため、引き返すに至ったと推測し

ています。

 

あとで気にならなくなるケースと、あとで気になる

ケースが、その場で判断できれば、効率が良いの

ですが、とっさの判断はかなり難しいです。

 

横断歩道のケースは、

結局、引き返して確認しているので、結果的に

アウトなのですが、少なくとも、その場で確認

せず、自宅まで戻ったという努力の姿勢だけは

評価して良いのかもしれません。ただ残念ながら、

結果的に確認してしまえば、効果としてはゼロ

もしくはマイナス。いっそ、その場で振り向いて

確認してしまっていたほうが、タチは良かった

ように思います。 

 

カウンセリングを2週間に1回受ける方が多いよう

ですが、こういった本人でなければわからない

”あーでもないこーでもない、あの手この手”を

一通り試してみてから次回のカウンセリングを

受けてみたいと思っています・・