強迫性障害に対する抗うつ剤の効果は?

効果判定をする期間は抗うつ剤

服用したので、ひとまずの結論としては

「うつ症状には効果あり、強迫には

あまり効果なし」といったところかと

思います。ただ、うつ症状が改善する

ことで行動療法にチャレンジしやすくなる

という効果はあると思います。強迫に対して

直接的な作用があるとすれば、切迫感の軽減

かと思います。強迫観念が出なくなるわけでは

ないので、意識しなければ確認等は止まりません。

 

主治医には「確認をしたいという

欲求は弱くなっているような気はするが、

習慣化した確認癖は、なかなか抜けない」

との旨、報告をしました。

 

教科書通りに副作用は出ていると

思われます。下痢、不眠、性機能障害。

ただ、仕事をしていない等の現状から

それほど困ることはなく、また日々の

体調変化との鑑別が難しいので、

主治医には告げませんでした。ただ、

性機能障害に関しては、比較的明らか

だと思われます。

 

副作用の軽減とともに、薬の作用も減弱

するのでは?という、気になる点は

ありますが、今回は聞けませんでした。

 

集中するとその後、強迫症状が一気に

噴き出すといった気になる現象があります。

買い物やATMの利用等、緊張するシチュエーション

において、行きは良いが、帰りは症状が強く、

その場を離れることからして苦労します。

主治医に質問したところ、体力のようなもので

積極的に外出し、苦手なシチュエーションを

繰り返すことで、帰り道も落ち着いてくるのでは

ないか、との見解でした。近しい症状を訴える人が

あまりいないようで、主治医も考えながらの回答

でした。

 

そもそも帰り道に症状が悪化する原因が、

緊張もしくは確認することで脳が強迫状態に

なっているのか、帰りは気になることを

残さないようにという心理が働いているのか、

主治医のいうように脳の体力的な解釈でいいのか、

もしくは、それら混合なのか、いまひとつわかり

ません。できれば主治医を信じたいですが、単純

に反復練習では改善せず、やはり確認を減らす努力

といった行動療法的な要素は必要のように思います・・