認知症・高齢両親、3回目ワクチン接種当日の状況。

当日のハードルは・・

①着替え

②会場の待ち時間

③トイレ

④帰宅してからの混乱

など・・

 

ワクチン接種は午後の予定で、

昼食後に着替えから始めました。

父は比較的、受け入れ良く着替えを

してくれましたが、ズボンやパンツ

は替えてくれませんでした。衛生的に

かなり不潔状態にあると思いましたが、

ひとまずズボンを脱ぐことはないので、

やむを得ずとしました。

 

母は着替えの受け入れ悪く、それまで

着ていた服のままでいい、と言い出し、

そもそも行きたくないと怒っておりま

したが、さすがに助っ人まで来ている状況

から行かないのはまずいと思ったようで、

コートを上から羽織るだけで行くつもり

のようでした。父同様、服も下着もかなり

不潔状態にあると思われましたが、無理強い

しても、怒るばかりで、やむを得ずとしました。

 

その後、別室で予診票等の記入をしていたところ、

部屋に暖房が効いていたのが良かったようで

そこで母は着替える気になったようです。

少なくとも上下下着、ズボンと替えていたので

不潔状態はかなり改善されておりました。

 

ワクチン接種は、着脱容易な上着と半袖シャツと

いうことになっているので、できれば用意した

服を着てほしかったのですが、求めすぎると

会場に行くのも危うくなります。

 

助っ人の叔父も高齢ではあるので、あまり細かな

要求はできません。ただ、会場では両親が別々に

動き、それぞれが書類を持ち歩くことになるので

父は完全に叔父に任せたいところです。

 

会場の前で立って待つことになりました。

両親の身体機能が良好なのは、ありがたい

ところですが、やはりふらつき、グラつき

あり、フラっとどこかに行こうとする、

時間前なのに会場に入ろうとする、順番を

抜かそうとする等、2人とも腕を持って

監視しておかないと危険です。

 

会場に入り、椅子に座って待っていても、

非常に落ち着かず、「係員に順番が間違って

ないか聞いてくれ」と再三、繰り返して

いました。

 

トイレ問題は発生しませんでした。

途中、何度か両親に確認しましたが、

「大丈夫」との回答でした。父は

おそらく尿漏れがあったと思いますが、

椅子を濡らすほどではありませんでした。

 

待ち時間も終わり、係員の誘導や、

接種となると、特に問題は生じませんでした。

 

接種後の待機時間に、母がトイレに行き、

その姿を見た父が、自分も帰ってよいもの

と思い、会場を出ようとした、ということは

ありましたが、そこは叔父が抑えてくれました。

このときすでに、両親は別行動だったので、

やはり一人につき介護者は一人必要です。

 

帰りは、大きな問題なく、タクシーも捕まり、

スムーズに帰れました。叔父が、そのまま

帰りましたが、帰宅後の混乱が予想できたので、

できればしばらく実家にいてほしかったところ

です。

 

帰宅後、母が見当識等、かなり混乱を起こし、

その混乱に対し、父が怒ったりと、なかなか

状況は不安定でしたが、私の神経も限界で、

あとは配食サービスに来る介護スタッフに

期待しつつ、実家を後にしました。

 

念の為、介護スタッフに電話連絡し、

混乱している状況について、報告しました。

その日は、特に連絡はありませんでしたが、

後日、連絡帳を見ると「父の表情が終始、

険しかったが、受け入れまずまず」といった

記載がありました。

 

ひとまず無事終了・・