”脳画像で探る「うつ」と「不安」の癒し方”再読。

極めて情報量が多く、また

情報が洗練されている印象

がある本です。

かつて参考にした情報もあれば、

そうでない情報もあり、

再読することで、当時は見えなかった

ものが見えてくることに期待しています。

 

本にある情報の中で、我々が

具体的に実践できるのは、

食生活とサプリメントです。

 

処方薬は扱えませんし、

認知療法は、これだけを読んで

具体的に実践するのは困難等、

大まかな方針や概論も含まれて

いるので、具体的に実践できる

ものだけをピックアップして、

尚且つ、それも2~3か月実践して

効果の実感があるか否か、確認しながら

前進することになります。

 

多くのことを一気には試せませんので、

簡単なことをひとつひとつ試していく

ことになります。

 

「カフェインを控える」について。

随分前から実践しており、

特に変化は感じなかったので、

このところ、普通のコーヒーを

日中の目覚まし用に飲むように

なっていました。

さっそく実家にもカフェインレス

のインスタントコーヒーを買い込み、

強化したい思っています。

 

「朝食は大事」また、

「朝食に良質なタンパク質を摂る」

について。

朝は食欲がないので、以前は

プロテインと青汁でした。そこに

強迫性障害には”低タンパク、高炭水化物食”」

という方針が加わったので、

現在、やや方針が揺れています。

 

”低タンパク、高炭水化物食”については、

ざっくり玄米菜食や和食のイメージで

捉えていますが、

食欲がない状況にして、それらを

踏襲するのは、今後の課題です。

 

東洋的には、朝は食べないほうが良い、

もしくは食欲がないときに食べない

ほうが良い、といった考え方が

比較的優位で、これまではそれに

従ってきました。

 

ただ、結果論としては、現在、

私の頭の状態を鑑みるに、

方針が間違っていたとも

言えます。

 

”良質なタンパク質”について。

鶏ムネ肉、エビ、カニ、ロブスター、

牛肉赤身、鮭、マグロ、低脂肪チーズ

等が、挙げられています。

調理不要であること、なるべく安価

であること等が、個人的な条件となるので、

シーチキンや鮭の缶詰くらいしか

思いつかないのが正直なところ。

 

ただ、食事の方針で、よく陥りがちな

パターンとして、同じものを食べ続け、

飽きてしまい、食欲低下、食事量低下

があると思います。

できるだけ選択肢を増やしたいので、

これも今後の課題です。

 

低タンパク、高炭水化物が基本では

あるものの、セロトニンの原料となる

タンパク質も一応の検討は加えたい

と思っています。

 

うつや神経症の治療にあっては、

セロトニンは必ず出てくるワードで、

それを否定する意見はめったに

聞きません。

 

低タンパクの方針だからといって

セロトニンを否定しているわけでなく、

逆にセロトニンを大いに期待している

状態です。

 

トリプトファンというアミノ酸は、

セロトニンを作る原材料ですが、

分子のサイズが比較的小さいので、

脳へ入ろうとしても、もっと大型の

アミノ酸に負けてしまいます。

 

高タンパク食は、大型のアミノ酸

増やしてしまうので、ますます

脳内のトリプトファン濃度が

下がります。タンパク質は必要であるが、

取り過ぎれば、逆効果ということに。

 

良質のタンパク質の少量摂取が良い

らしいというのが、現時点の理解です。