認知症の父に、経済的支援を求める叔父。親子共々、本当に疲れています。

叔父はコロナの影響で、長らく実家を訪れておりません

でしたが、8月に至り、叔父、私の両親ともに予防接種が

済んだこともあり、実家に顔を出すようになりました。

用件は概ね、経済的支援の要請。墓の購入と戒名料、額面

は数百万です。

 

父は長男ですが、大きな遺産を受けい継いだといったこと

はなく、また祖母と同居し、世話をしたこともあり、叔父に

経済的支援をする理由は、原則ありません。また生活に

困っている等の理由であれば、考慮することもあるかと思い

ますが、自身の墓や戒名料となると、ますます解釈に困り

ます。

 

叔父としては、先祖の墓の管理その他、充分なことをしてきた

との理屈なのですが、これまでもすでに父は叔父に高額な支援

をしており、父本人はそれを覚えていないまでも、墓や戒名料

に高額を支援するというのは、認知症ながら父も納得していま

せん。

 

確かに、祖父の家、土地を売ったお金は父が受け取っています。

ただ、その数倍にあたる額をすでに叔父には支援しているので、

ますます新たな支援の必要性はないように思います。

 

残念ながら、父はこれまで自分が支援したことを覚えておらず、

新たな支援の要請もまた一から考えてしまうので、本来、容易に

論破できるところも論破できません。「昨年、支援したのは、今

要求してる額の2倍だが、もう残ってないのか?」等、指摘する

べきところはいくらでもあります。話の途中で、私が介入すれば

具体的な数字を示すこと等もできますが、その内容を父が納得する

とは限らず、ますます話は難しくなるかもしれません。

 

ただ、これまでの支援については、領収書があるわけでなく、叔父が

お金を受け取ったという証拠は一部しかありません。その代わり同時に、

父が事態を把握したうえで了解したという証拠もありませんので、叔父

が悪質な誘導をしたと第三者に思われてもしかたありません。

 

叔父が来る前に、父と話をしますが、具体的な数字や、事態の解釈が

完全に私と一致するわけではなく、方針は一本化しません。

 

先日も、叔父が来訪。叔父の要請に父が反発、強い言い争いになって

おりました。父がどんなに強く言っても、やはりつじつまが合わない

ところがあり、話を結論付けるには力不足です。

 

これといって大きな問題がなくとも、何かと苦しい今の生活ですが、

このお金問題もまた、生活に暗い影を落としています。

 

以前、今ほどこの問題が明確でない頃、弁護士さんに相談した

ことがあります。回答は「叔父には相続権がないわけだから、何を

言われても”ああ、そうですか、勉強しておきます”などと言って、

スルーしておけばいいのでは」といったものでした。確かに、これ

までそうしてきましたが、徐々に激化するこの問題、どうしたもの

かと思います・・