実家まで1日2往復はかまいませんが、夜はやめてほしい。

先日は、朝いち実家で、父が「大事なもの(通帳等)が全部なく

なってる」という旨の電話を、誰かにかけているのを聞くところ

から始まり、朝から不吉な感じでした。

 

結局、夕方に同内容の電話が私にかかり、もう一度実家に探しに

行くことになりました。夜は私の強迫症状が強く出るので、この

ところ夜に外出する余裕はありませんでした。

 

夕方だったので、もしや薄暗いうちにアパートに帰れるのではないか

とわずか期待しましたが、案の定、帰りはすっかり日が暮れ、暗い中、

冷や汗をかきながら帰りました。

 

夕方時点に電話を受けて、すぐ行かず様子を見ることもできるのですが、

「通帳がない」等の内容の場合、10分ごとに電話がかかってきたり、

夜遅くなってから改めて騒ぐ可能性もあるので、念のため、夕方にすぐ

対応しました。

 

ちなみに、夕方探しに行った時点でも、父は通帳がないと主張しておりま

したが、普通に父の机の上に置いてあり、本当に机の上の通帳に気付かな

かったのか、混乱して探すことができなかったのか、そのあたりはよく

わかりませんでした。

 

その日は、ゴミ出しの日だったので、朝は早めに実家に行きました。

ゴミ出しも私が「大事なものを捨ててしまっているのではないか」

といった強迫観念に囚われるので、かなり手間がかかります。

 

両親は、生ゴミ等の処理がうまくできないので、ゴミはすでにウジが

わいている状態です。それでも中身が気になるので、ゴミ袋から出して

はしまい、を繰り返したり、新しい袋に入れなおしたりと、我ながら

手間がかかります。そんな感じでゴミと格闘するうち、家の中から、

父の電話する声が聞こえました。「貴重品が何もかもなくなっている、

何か大惨事に巻き込まれているような気がする」といった内容でした。

 

非常に気になる内容でしたが、こちらもゴミと格闘している最中だった

ので、ひとまずゴミ処理に集中しました。区切りのいいところで家に

入ると、私の携帯電話が鳴っていました。父は私が家にいることに気付

いていなかったか、忘れてしまったか、わかりませんが、私に電話を

かけていました。ひとまず父に顔を見せ、事情を聞きました。「大事な

ものが全部なくなっている」と訴えは変わりませんでした。

 

そもそも、先ほど誰に電話し、どんな回答を得たのかも気になりますが、

親族の誰かが対応し、私に連絡するよう促したのでしょう。ひとまず

手を洗って対応しようとするうち、父は居間でウトウトし始めました。

ひと眠りすることで、訴えに関しては忘れることを期待しつつ、貴重品を

確認しました。本当に通帳(ダミー)も、現金の入った札入れも定位置に

ありませんでしたが、ひとしきり探し、別室のテーブルの上で見つけました。

 

ひと眠りした父でしたが、貴重品がないことだけは覚えており、さっそく

「大変だ」と騒ぎ始めましたが、貴重品が定位置にあることを伝え、ひとまず

治まりました。

 

こういったことが起こりやすいのは、父が一日何度も貴重品を確認すること

によります。何度も居間に持ち出しては、出しっ放しにしており、父がひと

眠りしている間に、母が定位置以外の場所にしまってしまうといった経緯かと

思います。父自身も確実に定位置に戻すわけではないので、ますます起こり

やすい問題です。

 

今後も起きるであろうこの問題、ひとまず、私が夜も普通に移動できるよう、

強迫症状が改善してほしいと思います・・