認知症母がガスコンロのスイッチを、ひとまず全部オンにしてしまう問題とその対策。

実家のガスコンロには、3つのコンロと

ひとつのグリルがあります。

母はこのところ、どのスイッチで、どの

コンロに火が点くか?ということがわから

なくなってきており、ひとまず全部オンに

してしまうことがあります。

 

火が見えるコンロであれば、自分で消す

場合もあるようですが、グリルに関しては

火が見えないので、消火は完全にセンサー

頼りです。

 

対策に困っていたところ、ちょうどグリルの

スイッチと並びにスイッチのあるコンロが

使えなくなり対策が見えてきました。

結論的に現在、二つのスイッチにカバーを

被せ、物理的にスイッチを押せなくしています。

 

では、そもそもグリルのスイッチのみカバー

を被せ物理的に押せなくすればいいのですが、

二つ並んだスイッチのひとつだけカバーする

というのが細工として難しいのが難点でした。

グリルのスイッチが単独で存在するタイプの

コンロであれば、それだけをカバーすればよい

と思います。

 

現在のカバーもジャストフィットはして

おらず、テープで留めてあるという怪しい

状態ですが、ある程度の大きさがある故に、

外されずに済んでいます。

 

本来であれば、まず、

①貼り紙で「グリルのスイッチを押さないで」

と書くところですが、認知症が進み、貼り紙は

通用しなくなりました。次に、

②グリルのスイッチに直接「使用禁止」

とテープ等を貼るところですが、スイッチが

押せる状態にある限り、そういった警告文は

無視してしまうのが常です。結果、

③カバーをして物理的に押せなくする

ということになりました。

 

ひとまずの結論として、”危険なスイッチを

押してしまう”といった問題に対しては、

”物理的にわかりやすく押せなくする”ことが

ポイントかもしれません・・

 

父の自転車の場合も、

”自転車に乗ってほしくない”とき、結局

”鍵が無くなる”という偶発的な方法で、

乗らなくなったのですが、それも”物理的に

わかりやすく乗れなくする”方法であった

かもしれません・・