認知症・両親の実家。通帳や印鑑が無いと寿命が縮みます(?)。

朝、実家に着くと、まず貴重品の確認をします。

貴重品が定位置にないこともしばしばですが、

比較的簡単に見つかります。

 

今朝は、通帳と印鑑が定位置に無く、また

簡単には見つかりませんでした。以前は、

定位置に無い時点で冷や汗が出ていました。

なぜなら、この通帳・印鑑問題は私が退職に

至った大きな誘因だったからです。当時、

父の口座から600万円の使途不明金があり、

私が通帳と印鑑を預かることになったのですが、

父がそれをすぐに忘れてしまい、毎日、何度も

父から電話がかかってきていました。

”通帳がない”と騒ぐ内容、”通帳を返せ”と騒ぐ内容、

説明してもすぐに忘れてしまうので、その繰り返し

でした。

 

それから随分時間が経っても、その当時の影響で、

”定位置に通帳がない”というだけで冷や汗が出て

いました。最近、やや改善したのは、当時の記憶

が薄れてきたことと、比較的に簡単に見つかるので、

解決容易な問題と捉え始めたからだと思います。

 

ところが、今日はなかなか見つかりませんでした。

探していることが両親に露見すれば、また大きく

混乱するので、両親に気付かれないよう探さなければ

なりません。途中、父が体の下に敷いているのでは

ないか?と、やむを得ず別理由を付けて起きてもらった

りもしましたが、見つかりませんでした。「とうとう

捨ててしまったか・・」という思いがよぎりつつ、

郵便局への紛失届の手続きが頭をよぎりつつでしたが、

探し続けた所、結局、保証書等が入っている引き出し

で見つけました。通帳・印鑑の上を保証書が覆っていた

ことと、父のすぐそばの引き出しだったので、しつこく

探せなかったのが災いしたようです。

 

今日は、この件だけで一日のパフォーマンスは充分では

ないか、という思いと共に、いつものルーティーンの

始まりです。

 

寿命が縮むとまでは言いませんが、私の頭は治りそうに

ありません・・