総じて、私が理屈をコネ回して終わった感じがします。最大
の効果はカウンセラーさんが私のゴタクを聞いてくれたこと
による私のストレス解消だと思います。
不安が生じたときに、これはあとあとまで気になる不安か、
それとも忘れてしまう不安か、その場では判断できません。
行動療法下にあれば、可能な限り、その不安を無視します。
実際の生活の中では、引き返せない場合もあるので、その
場で確認することが多くなります。
カウンセラーさんも、そこを判断する方法はわかりません。
それ以前に「不安は無視」、もっと言えば「我慢する」する
が基本方針です。
今朝も早朝散歩で曲がり角を曲がった時、不安になりました。
「なんとなく歩いて来たが、今の直線コースは注意力が散漫過ぎた
のではないか?」と。そこで振り向いて直線コース眺めて確認する
か、そのまま前進するかが迷い所です。行動療法下にあったので、
前進しました。その後、数時間経っても気になったままでした。
やむを得ず同じコースにまた散歩(確認)に行きました。
①不安の対応の選択に迫られる。
②不安を無視して前進する。
③数時間耐える。
これらの経過を経て、結局、確認に行ってしまうと、行動療法とし
ては大きなマイナスです。数時間苦しい思いをしたのに、です。
新たに行った散歩でも新たな不安を拾ってしまいます。交差点で
自転車とすれ違いました。交差点はいろいろ気になるので、自転車
という要素が加わったことでやや混乱し「じっくり確認しないで
大丈夫か?」と不安が出てきます。そこを無視して前進します。
これはその後忘れてしまいました。
①不安の対応の選択を迫られる。
②不安を無視して前進する。
③不安を忘れてしまう。
これは行動療法として成功です。
どの不安があとあとまで気になるか、やはりわかりません。
カウンセラーさんによると「あとあとまで気になるのではないか?」
というのも強迫観念とのこと。強迫観念だから無視と。ただ「誰も
いないけど、誰かをドアに挟むかもしれないから閉められない」と
いったものは強迫観念だというのはわかりますが、「あとあとまで
気になるのではないか?」というのは経験的に10%以上の確率で
現実化するので、強迫観念そのものではなく、二次的不安という感じ
です。確かに、あり得ない%の不安の上に成り立つ不安なので、無視
が正しいのはわかりますが、10%以上の確率で起こる問題とすれば、
無視は難しいと思います。
あとあとまで気になるか否かの境目は、確認したか否かではないかと
推測しています。「交差点が気になるからじっくり確認したい」と
言っても、それはあくまで確認した上で「じっくり」を重ねたい状態。
「直線コースの注意力が散漫だったような気がするから確認したい」
の場合は、少なくとも直線コースを振り返って確認するということは
していません。つまり「確認したけど気になる」のと、ただの「気に
なる」では、頭の中の取り扱いがちがうような気がします。
今後は、「見てない(確認してない)から気になる」場合はさておき、
「見た(確認した)けど気になる」なら無視する、というところから
始めていくのが良いように思います。なんでもかんでも無視というのは、
まだハードルが高いように思います。
以前、自分で打ち出した{(改めて)見たから大丈夫}は、気になって
動けない状態から抜け出すためのキーワードでしたが、気になるが確認
するか無視して前進するか迷う余裕がある場合の新たなキーワードと
して{(改めて)見たけど気になるは無視}心がけてみたいと思います。
歩行時の横揺れ等で生じる不安は、それまで前を向いて歩いていたので
「見た」ことにはなりますが、「改めて」見たわけではないので、あと
あとまで気になる不安に分類されます。
そういったことを瞬時に判断して、キーワードを引っ張ってこないと
いけないので、行動療法は頭が冴えているときに行かなくてはと思い
ます。頭が自律機能を失うとこうなるのか・・と途方に暮れます・・