銀行カードの失効手続きと利用中止手続き。

銀行カードの失効手続きは、原則、

電話で手続きが完了するようです。

ただあくまで、再発行すること、もしくは

見つかったら、また使うことを想定

した状態と思われます。

この失効の先に、利用中止というのが

あるようで、それは”今後カードは使いません”

という状態と思われます。

 

この2つのちがいを知らず、

今回、かなり真っ青になりました。

 

実家では常に、重要な郵便物が放置されて

いないか探し、必要に応じて、手続きをしたり、

処理をしたりしています。

先日、銀行から父宛てのハガキがあり、

ひとまず回収。

サラッと目を通した限り、

銀行カードの失効手続きに関する通知。

 

確かに昨年、電話で失効の手続きをしました。

(父がカードを紛失した為)

ただし、手続きは完了しているはず、

とそのままに。

 

後日、改めて目を通してみると、

「至急、来店されたし」と書いてある・・

 こちらが何かミスをしたらしい・・

 

真っ青になりながら、頭を巡らせたところ、

確かに、失効手続きの電話をしたあと、

返信用封筒の入った通知が来ていました。

ただそれは、再発行の依頼、もしくは発見した場合の

使用再開依頼用のもので、

返信しなければならないものではなかったはず、

と思ったものの、再度読み返し。

すると・・

{利用中止}の場合も返信しなければならない、

といったニュアンスで書いてある。

 

この時点で、

{失効}と{利用中止}を混同していた私は

てっきり、失効手続きは電話で完了とならず、

後日書面で、通知しなければならなかったのだ・・

と勘違いしました。

 

つまり、手続きは完了しておらず、

そのまま放置していため、本人(父)を

銀行に連れ出さなければならない事態にまで

発展させてしまった、と。

 

父を銀行まで連れ出すだけでも、大変なことに・・

その間、母をどうする?誰に頼む?

ケアマネさんに相談?

父を連れ出し、本人に判断力なし、と銀行が判断したら、

弁護士介入等、かなりややこしいことに?

ややこしいことになったら、親族で相談をすることに?

お金に絡む問題があると、また父からエンドレスな

電話がかかってくることに・・

 

さまざまな心配が浮かび、食事は喉を通らず、

ほとんど眠れない夜を過ごしました。

 

翌日、朝一で銀行に行き、状況を説明。

スタッフの方が、私の持参したハガキや封書に

一通り目を通したところ、

「これは・・

特に何かをしなければならない、

という通知ではありません。

大丈夫です。」という、

ありがたいお言葉。

一気に肩の荷が下りました。

 

「至急、来店されたし」の意味は・・

電話で失効手続きをしたあと、

本来であれば、再発行、もしくは”発見した”等の

意思表示があって当然のところ。

そこに、なんら意思表示がない場合、

「忘れていませんか?」

という注意喚起の意味で、ハガキを発送している、

とのことでした。

 

実際は多くの方が、電話で失効手続きをし、

そのままになっているそうです。

また{利用中止}に関しては、

もっぱら顧客側の家庭の事情等によるので、

銀行としては”どちらでもいい”といった

ニュアンスのアドバイスでした。

 

心配のあまり食べられない、眠れないは

完全なる取り越し苦労でしたが、

大きな問題とならず、 本当によかった・・