強迫性障害患者にとっての心療内科通院の位置づけ。

鬱の場合も同様だと思いますが、強迫性障害となると

ますます精神科医への期待度は下がります。

では、なぜ通うのかといえば、他に頼るものがないから、

というのが一番の理由であるように思います。

 

主治医との会話の中心は薬の調整の話ですが、患者は

薬が効くとはあまり思っていません。

 

強迫性障害you tuberの龍の介さんの通院理由は、

処方薬依存だそうです。そもそも主治医の強迫への

理解は2割程度だそうで、本来それは、通うべき

ところではないように思います。

 

私は鬱で30年くらい通院しています、つまり治って

いません。途中、強迫が加わり、ますます状態は悪く

なっています。状況的にはやはり、通うべきところ

ではありません。実績のないところに、普通通わない

からです。でも、他に選択肢がない。それが現実です。

 

友人が精神科医になりました。アドバイスを求めても、

一般的な情報以上のものはありません。つまり、結論的に、

精神科医精神疾患を治せないと思います。

薬を投与して様子を見る、それが彼らの仕事です。

 

リウマチや糖尿も、同様の状況ではありますが、通院

した場合としなかった場合の、経過の差が、精神疾患

に比べ、明確だと思います。

 

また、精神疾患の場合、もし治ったとしても、罹患して

いる期間が長ければ、自然治癒なのか薬の効果なのか

わかりません。

 

頭の調子が悪ければ、心療内科に行く、それが社会的なレール

になっており、今後も変わらないと思いますが、精神医学が

良い悪いではなく、他に方法がないものかと思います。

 

少なくとも自分が治り、可能であれば、もっといい方法を

考える・・などということも、若かりし頃には考えましたが、

とても無理な話。

 

このところ、一番の楽しみは障害者手帳が届くことです。

それで何かが変わるわけではありません。ただ、何か状況

が変わるキッカケになるのではないか、という希望がある

からです。

手帳をお守り代わりに持つことで、これまで抗えなかった

強迫観念を少しでも突き崩すことができるのではないか、

社会的に強迫を認めてもらうことで”多少の失敗はやむを

得ず”と、肩の力が抜けるのではないか・・