結論的に、両方とも電話がかかる確率が低す
ぎるので実用性には欠けています。本当に調
子の悪い時は保健所や障害者相談支援センタ
ーに電話するほうが良いと思います。
全国的に対応している「よりそいホットライ
ン」。対応している担当者さんも、しっかり
した審査を受けているような印象で、こちら
が対応に困ることはありません。問題は電話
がなかなかつながらないことです。おそらく、
100回かけて1~2回かかる確率だと思い
ます。確率が低すぎて、本当に鬱症状が強い
ときなどは電話をかけていられません。
24時間対応ですが、土日祝日はほぼつながり
ません。平日の9:00から17:00と20:00以降が
比較的つながります。早朝は4:00であっても
なかなかつながりません。日中の対応は比較
的高齢な担当者さん、夜間、早朝は担当者さ
んの年齢層がやや下がるように思います。男
女の割合は半々くらいと思います。
各県が主催している「命と心のサポートセン
ター」。おそらく県ごとに名前もちがうと思
います。対応している担当者さんは、それほ
ど人物審査がされていないように思うので注
意が必要かもしれません。
こちらは平日18:30~翌朝8:30まで。土日祝日
は24時間対応です。土日祝日は非常にかかり
にくく、平日8:00以降であれば、比較的かかり
ます。確率的には「よりそいホットライン」よ
りややマシ程度。同じ担当者さんとつながるこ
とが多く、印象に残る内容であった場合、担当
者さんが「この前はこういう話でしたが・・」
と覚えていることがあります。
電話の途中で精神的にますます落ち込んできた
ときは迷わず電話を切り、深呼吸してから、次
の策を考えたほうが良いと思います。
機能している否かはさておき、電話で気軽に話
ができるというのは、本当にありがたいシステ
ムです。ひと昔前はありませんでした。我々精
神疾患者の訴えは概ね、客観的に見ればおかし
な話で、同じところをグルグル回っているよう
なところもあると思います。聞いているのも大
変な内容である場合が多いところ、それを聞い
てもらえるのだから、非常にありがたいシステ
ムであり、聞いてもらうことで悪化を予防でき
ているケースもあると思います。
希望を言えばキリはありませんが、担当者さん
を増やすことで、電話のつながりにくさや実用
性は改善すると思います。ただ、そこに国家予
算を投じるか?と考えると、それは申し訳ない
感じがします・・・