俳優・佐藤二郎氏、強迫性障害を公表。

佐藤二郎氏、テレビを観ない私でも知っている

ということは、かなり知名度が高いと思います。

その方が強迫性障害を公表したことで、強迫の

認知度が上がりそうです。

 

鬱、パニック障害などは、症状をイメージしや

すいこともあり認知度が高く、また鬱では障害

年金の受給も可能です。

 

私は30年ほど前から鬱に罹患、また15年ほど前

から強迫を合併しており、現在、外出困難レベ

ルの症状がありますが、障害年金はもらえませ

ん。主な理由は、メインの症状が強迫性障害

からです。強迫は現時点で、社会生活を阻害す

る病気としては認知されていません。

 

佐藤氏の症状の詳細はわかりませんが「メモを

取らないと強い不安に襲われる」といった情報

がネット上にあります。その症状だけ聞けば、

日常生活を大きく阻害するイメージは湧きにく

いですが、実際は症状が手を変え品を変え日常

生活を侵食していくので、本人の自覚的には綱

渡り的危うさだと思います。

 

本人の投稿によると・・

「病、キツイ、マジでキツイ・・(中略)僕は

生きるか死ぬかで、全身全霊で生きる」とのこ

と。つまり生きるか死ぬかレベルの問題である

ということ。その後、病を含め自分であること、

病ゆえの力を信じよう、といったポジティブ発

言も認めますが、苦しい中、精一杯自分に言い

聞かせているのだと思います。

 

20年程前、たまたま観たドラマに佐藤氏が出演

しており、強く印象に残っています。もしかす

ると彼の中に自分と同類を見出したのかもしれ

ません。随分面白い俳優さんがいるな、と思い

ました。

 

佐藤二郎さんの今後の益々の活躍を祈っていま

す・・