強迫性障害による挙動不審とその対策。ヘルプマーク。

スーパーやコンビニで、店員さんからしばしば声を

かけられます。

「どうしました?」「何か落としましたか?」と。

非常にありがたいのですが、私の確認し過ぎが、はた目にも

異様だというのは問題です。

先日は、町中で同様に声をかけられたので、尚更です。

 

最悪の場合、挙動不審で警察に通報されるのではないかと

心配になります。強迫性障害を警察官に説明しても理解

されないでしょう。また警察から身内に連絡が行く場合も

あると思いますが、警察以上に、身内の理解は難しいと

思います。警察は”どうもそういう病気があるらしい”

と解釈するかもしれませんが、身内からすれば理由以前に、

挙動不審で通報されたこと自体からして受け入れがたいと

思うので、理由を理解する余裕はないでしょう。

 

そこで、公的に病気を証明するものがあれば、特に警察は

受け入れやすく、身内も受け入れざるを得ないのではないか

と、希望的観測ではあるものの、通報対策を考えました。

強迫性障害の知り合いに意見を求めたところ対策として、

①ヘルプマークを付ける

精神障害者手帳を作る

が挙げられました。

 

ヘルプマークは簡単に入手できることがわかり、さっそく

市役所の障害者支援課に行きました。申込用紙に、名前と

住所を記入するだけでもらえました。

 

その際、支援課の職員の方に、上記の挙動不審の通報対策

について質問したところ、①②の対策で良いと思われるとの

こと、またそれ以外にこれといって対策は思いつかないとの

回答でした。ただ、職員の方が強迫性障害について理解して

いない可能性高く、また若い方だったので、本当のところは

わかりません。

 

また電話にて「心の相談窓口」でも、同じ質問をしましたが、

近しい回答でした。

 

あとは精神障害者手帳ですが、これは主治医に相談の上での

ものなので、「そのレベルではない」と一蹴される可能性も

充分あります。

 

手帳は申請から1か月半はかかるので、急ぎたいところですが、

緊急事態ではないので、次回の診察まで待ちたいと思います。

 

手帳ですが、現時点の理解では、あくまで公的に精神疾患

あることを証明するもので、それ以上のものではない印象です。

それほど大きなメリットがあるわけではなく、2級、3級と等級

がちがってもメリットにあまり差がないことから、そもそも

実用性を目的としたものではないかのようです。ただ就労等

に関し、等級によるちがいがあるとの情報もあるので、今後も

調べていきたいと思っています。

 

強迫観念に対しては、鍵の確認を怠って泥棒に入られてはいけない、

周囲の確認を怠って人にぶつかってはいけない、といった"絶対ミス

したくない、もしくはミスをするわけにはいかない"といった思いが

強迫的にありますが、同時に”挙動不審で通報されるわけにはいかない”

といった、強迫行為から生じる二次的問題に対しても強い警戒心があり

ます。ヘルプマークや手帳を持つことで、少しでも公的に守られ、意図

的な不審行為でなければ許されると思えることで、肩の力が抜ける方向

に働いてくれればありがたいところです。やはり”ミスしたくない”と

かたくなに思えば思うほど、強迫症状は悪化します。肩の力が抜け、

緊張が緩和することで、症状の軽減につながるのではないかとやや期待

しています。根本的には不安への耐性の低下なので、治癒に直接的には

作用しないかもしれませんが、緊張の緩和でも充分ありがたい効果です。