強迫症者、銀行で路頭に迷う。

昨日は銀行に、年金の口座振替の手続きに行きました。

手続きは辛うじて終えましたが、その頃には頭がオーバー

ヒートを起こしており、頭には様々な強迫観念が渦巻いて

いました。

 

通帳など持ち物に関わる強迫観念がひとしきり治まると、

次に、行内で誰かにぶつかって倒したりしていないか?

という強迫観念に襲われ、行内をやたら見回していました。

 

明らかに挙動不審なので、行員さんから「どうされましたか?」

と声をかけられました。ヘルプマークのおかげで、それほど不審者

扱いではなかったと思います。

 

ヘルプマークを着けているものの、どこが悪いかわからないので

行員さんも困ったと思います。

 

具体的に「~してほしい」と私が言えば良いのですが、

「行内で私が誰かにぶつかって倒したりしていないか確認して

ほしい」

「私が出口を出るまで、誰かを倒したりしないように見ていて

ほしい」など、理解困難であろう希望しか頭に浮かびません。

前もってシュミレーションしておくべきだったと後悔しました。

 

ひとまず出口の方向を行員さんに教わり、なんとか自動ドア

から出たものの、そこから道に出るまでも、確認で行ったり

来たりを繰り返していました。

 

中から行員さんが見ていたらしく、外まで出て来て「タクシー

呼びますか?」など聞かれましたが、答えに困り「いや、現在地

がわからなくて」と不得要領な回答をしました。行員さんは丁寧

に駅までの道を教えてくれました。

 

おそらく、行員さんは、視覚障害、知能の低下などを

想定して接してくれていたと思います。感謝。

 

強迫症の問題は・・

①はた目にも困っているのはわかるが、何に困って

いるかわからない。

②何に困っているのかわからないので、助けようがない。

③本当の希望を言うと、かなり不審がられる(であろう)。

④本人は誤魔化し発言をするので、ますますわかりにくい。

 

ひとまず言い回しとして・・

「私が誰かにぶつかったとか、何か落としたとか、何か

問題が起きていませんか?」

「出入口付近にぶつかりそうな人はいませんか?」

といったものであれば、事情がわからない行員さんも

対応しやすかったかも・・と思いつつ、次回に備えて

考えていきたいと思います・・