強迫性障害の鉄則「時間・空間・エネルギーを与えるな」とストレスコントロール。

強迫は隙を見て突いてきます。なので、余裕

があると強迫症状が出がちです。ただ、余裕

が無さ過ぎるとストレスで症状が悪化するの

で、中等度のレベルにあるとき、仕事や学校

に通うのは難しいでしょう。

 

私が重度と中等度の間にいると思うので、作

業所がちょうど良いと思います。

 

私の場合は、親の介護も、仕事も症状を悪化

させたと思います。

 

作業所でもいろいろ気になりますが、意識し

て確認しないようにしています。接するのが

全員知っている人(職員、利用者)、「明日

も来る」という思い、そういったものが確認

の放置を促してくれます。

 

作業所では日々役割分担があり、トイレ掃除

や床拭きなどもしますが、やはり掃除した後

をもう一度確認したい、という欲求は出てき

ます。でも「明日も来るからまあ、いいや」

という発想が生まれます。

 

強迫に時間・空間・エネルギーを与えないよう

社会生活を充実させるのも大事ですが、ストレ

スコントロールも大事です。

 

作業所自体にストレスはありませんが、確認の

我慢など対強迫ストレスは常にあります。精神

的なエネルギーの使い方は健康な人と大きくち

がうので、一見普通の行動をしているように見

えても、強いストレスがかかります。なので睡

眠の確保は重要です。睡眠不足は即不安の増悪

につながります。

 

精神科医によっては、昼寝をし過ぎると体内時

計が狂うから30分以内の仮眠をお勧めしていま

すが、「強迫症を治す」の著者は、行動療法の

後、3時間昼寝してしまってもかまいません、

それだけ疲れています、とも言っています。も

ちろんその患者の重症度、コンディションにも

よりますし、体内時計を狂わさないに越したこ

とはないのですが、行動療法でヘロヘロに疲弊

しているところに休憩を制限するというのも、

ケースバイケースだと思います。

 

休憩は30分以内の仮眠にするのは、症状が落ち

着いてからで良いと思います。

 

私は、日中作業所にいるので昼寝することはあ

りません。ただ、夕方帰宅してから横になって

休憩、夕食を摂って、また横になります。そこ

で寝てしまえばそれはそれで良しとします。夜

の10時頃に目が覚めれば、そこから雑用をし、

また寝ます。早朝3時頃に目が覚めれば、雑用を

してそのまま朝を迎えたりします。一定していま

せん。

 

やはり精神状態のリセットには睡眠が最も優秀で

あるように感じるので、ひとまず横になって様子

を見る、という場合が多いです。

 

横になって眠れない場合、ストレスになるかもし

れませんが、私の場合は横になって気功をしてい

るので「眠れなかったけど、気功をした」という

思いがあり、あまりストレスになりません。そう

いう意味での効果は気功にあるかもしれません。