しつこい強迫観念の出現パターンがわかった!ただ、当てはまるのは私だけ(たぶん)。

しつこい強迫観念の出現パターンがわかっても、

自分にしか当てはまらないのが強迫症のタチの

悪いところ。普遍的な法則はなかなかありません。

 

「強迫行為として見たい」のではなく、大きな音がしたり、

気になる影が視野の端で動くと、普通にそちらを見たく

なります。とはいえ、道を渡っているときなど前方に集中

しないと後々強迫観念が湧いてきそうなので、そういった

普通に「見たい」という欲求は押さえつけます。

 

すると、欲求を押さえつけ集中したつもりであるにもかかわ

らず、その対象に「何か問題があったのではないか?」という

強迫観念が湧きます。このパターンの強迫観念がなかなか消え

ないということがわかりました。

 

やはり「普通に見たいという欲求を抑える」ことで、かなりの

注意力を持って行かれてしまうのではないかと思います。その

時いかに前方に注意したとしても、いつもの半分程度の注意力

しか働いていないことを、頭は知っているのかもしれません。

 

そうして「前方をちゃんと注意できていなかった(ような気がする)」

ことから「何か問題があったのではないか?」という強迫観念に移行し、

なかなか頭から離れなくなるように思います。その他のパターンの強迫

観念より強い感じがするので、特に誘因なく湧いてくるような強迫より

も「半分程度しか注意してなかったから、問題があったのではないか?

(と頭が解釈する)」強迫のほうが、強い観念として残るような気が

します。

 

今後の対策としては、(強迫行為としてではない)見たい、聞きたい

といった欲求を感じた際は、タイミングをズラしてでも、対応するという

ことかと思います。

 

問題は、咄嗟にそれらの判断が可能か否かですが、実際にそのシーンに

遭遇してみないとわかりません。

 

いろいろ考えすぎ、パターン化し過ぎなども問題だと思いますが、

強迫症も中等度以上に悪化してしまうと、「パターンを認識して

反応を反復練習していくことで、無意識でも行えるようになる」

といった過程を経なければ、元に戻らないような気もします・・