強迫性障害のカウンセリング、6月10日のトピックス②

(カウンセラーさんのアドバイス①)

【確認したくなる不安は、時間が経てば軽減する

ことはすでに自覚できている。あとは軽減するま

で、確認や振り返りをしないで置いておくこと、

その間不安な考えに囚われずに他の活動に意識を

向けて過ごすことが大切。】

 

(私のコメント)

完全に振り返らないことは不可能ですが、このと

ころ振り返っても、ふと気が軽くなる瞬間があり

ます。そしてその瞬間に乗っかるようにして、そ

の後過ごします。ふと気が軽くなる瞬間について

は説明困難ですが、無理やり言語化すると「”この

ままほっといてみてやろう”という遊び心」が湧い

た瞬間ではないかとも思います。それが浮かんだ

ところで振り返ることをやめ、それに乗っかりま

す。軽い不安であれば、それを繰り返すうち消失

します。

 

(アドバイス②)

【(散歩など)「これが最後」という考えが浮か

ぶと不安が高まり、確認して解消したくなる。

「後で確認したくなったら辛い」という考え(強

迫観念)に引きずられてしまう。確認は、

①ルーティン(反射的に)で起こっている場合。

②高い不安をすぐ解消したくて(後で不安を生じ

させないように)行う場合。

・・がある。考え方によって不安を高めている場

合は、考えを強迫観念と切り離して、不安を置い

ておくことが大切。】

 

(コメント)

「考えと強迫観念を切り離す」「不安を置いてお

く」等はなかなか難しいです。気持ちの中心にあ

るものを切り離したり、置いておく、ということ

になるので、常々うまくいきません。作業や雑用

をして、それらを試みますが、作業が終わると気

持ちの中心に戻って来てしまい落胆してばかりで

す。巷ではマインドフルネスや瞑想でそういった

気持ちの整理がしやすくなるように言われていま

すが、気功やヨガを30年程した経験からそれほ

ど効果はないと考えています。強迫観念のほうが

よほど強いです。

 

(アドバイス③)

【ルーティン(反射的に)で行っている確認は、

確認せずに通り過ぎる行動を繰り返して上書きし

ていくことが必要】

 

(コメント)

同じところを何度も往復する場合は「どうせまた

通るから」という考えで、ほとんど確認せずに通

り過ぎることが可能です。カメラメガネを使用し

た場合も「最悪、あとで映像確認できる」との考

えで、確認せずに通り過ぎやすくなります。ただ、

この2つの方法でこれまで何度も練習しています

が、症状は改善していません。

 

これらの方法はおそらく効果はゼロではないと思

いますが、その他のマイナス要因によってと簡単

に相殺されてしまうのだ思います。ひとつ目の

「どうせまた通るから」という条件付けは最強で、

気になってもそのまま置いておくことが可能です。

ただ、その”また通った時”に「もう通らないから」と

確認が多くなることで相殺されてしまうのだと思い

ます。